今、カウ・コーヒーが注目されています。ハワイ産のコーヒーと言えば、ハワイ島で生産されるコナ・コーヒーが有名ですが、同じハワイ島産のカウ・コーヒーも、数年前からコーヒーの品評会で数々の賞を取るなど、その味と品質が評判になってきているのです。今回のハワイ島日和は、日本ではまだ見かけることが少ない、カウ・コーヒーをご紹介します。

焙煎されたカウ産のコーヒー豆
焙煎されたカウ産のコーヒー豆

コナ・コーヒーが栽培されているのは、ハワイ島、カイルア・コナの山側のごく限られた場所です。そのコナ地区からどんどん南下した、ハワイ島の南端に位置するのがカウ地区。大きなホテルもなく、観光客もそれほど多くない場所です。カウ地区はキラウエア火山のあるボルケーノ国立公園の南に位置するので、コナ地区からボルケーノ観光へ向かう途中で通った、という方もいらっしゃるでしょう。全米最南端の岬、サウス・ポイントや、緑色の砂浜で有名なグリーンサンド・ビーチがあるのもカウ地区です。ハワイらしいという感じではありませんが、カウ地区には草原と青い海の美しい景色が広がっています。

カウ地区のコーヒーの木
カウ地区のコーヒーの木

そのカウ地区から精糖会社が撤退し、サトウキビ畑の耕作跡地を利用してコーヒーが栽培されるようになってから、まだ20年ほどです。19世紀から生産しているコーヒー農家もあるコナ・コーヒーと比べると、その歴史は浅い感じがします。しかしカウ地区は、ハワイ島の火山が作ったミネラルの多い土や、午前中に日が射し、午後に雨が多いという、コナ・コーヒーが育つ土地ととても似た環境を持っていたことと、もちろんコーヒー農家の方々の努力もあって、評判の高いコーヒー豆を生産できるようになったそうです。今では品評会で、カウ・コーヒーがコナ・コーヒーを抜いて、賞を取ることもあります。さあ、カウ・コーヒーを飲みたくなりませんか?

カウ・コーヒー・ミル
カウ・コーヒー・ミル

ということで、カウ・コーヒーを買いに行きましょう。ハワイではスーパー・マーケットでも、カウ・コーヒーを購入できますが、せっかくなのでカウ地区へ行ってみます。まずは、カウ地区の小規模コーヒー農家を、取りまとめる役割も果たしている、カウ・コーヒー・ミルへ。カウ・コーヒー・ミルがあるのは、カウ地区の小さな町、パハラから少し離れた山の中です。細い道をどんどん上っても、なかなかそれらしき建物が見当たらないので、私は「道を間違えたかも」と、思って引き返してしまったことがあります。諦めずに、細い道を進んでいきましょう。

カウ・コーヒー・ミルのショップはコーヒーの試飲もできます
カウ・コーヒー・ミルのショップはコーヒーの試飲もできます

コーヒーの若木に囲まれた、カウ・コーヒー・ミルのストアでは、コーヒーの試飲ができます。好きな焙煎のコーヒー豆を見つける目安になりますね。カウ地区のコーヒー農家の紹介や、それぞれの農家が作ったオリジナル・ブランドのコーヒー豆も売っているので、賞を取ったことがあるコーヒー・ブランドを探してみるのもいいですね。

ライジング・サン・コーヒーの生産者のグレイスさん
ライジング・サン・コーヒーの生産者のグレイスさん

さて、賞を取ったことのあるカウ・コーヒー・ブランドを探して、ハワイ島最南端の町、ナアレフへ行きました。ライジング・サン・コーヒーは2012年にSCAA(SPECIALTY COFFEE ASSOCIATION of AMERICA)の品評会で一位を取ったコーヒーです。ナアレフにある雑貨店、ウィル&グレイス・フィリピノ・ヴァラエティ・ストアは、ライジング・サン・コーヒーを生産する農家が経営する店です。つまりライジング・サン・コーヒーの直営店ですね。お店はコーヒーショップではなく、あくまで雑貨屋さんなのですが、もちろんコーヒー豆も売っています。お店に貼られた受賞記事の切り抜きを見ていたら「それは夫よ」と、奥様のグレイスさんが嬉しそうに話しかけてくれました。

フライン・ハワイアン・コーヒーはナアレフで月・水・土曜日に出店しているそうです
フライン・ハワイアン・コーヒーはナアレフで月・水・土曜日に出店しているそうです

カウ地区では、レストランでカウ・コーヒーを飲むこともできます。以前、『パイを食べよう!』でご紹介したハナ・ホウ・レストランもカウ・コーヒーを提供しています。おいしいパイには、コーヒーがぴったりですしね。ナアレフに出店するフードトラック、フライン・ハワイアン・コーヒーでもカウ・コーヒーを飲むことができます。ドリップ式のコーヒーだけでなく、ラテやモカなどのコーヒードリンクもメニューにあるので、長いドライブで一息つくのに、ぴったりです。もちろんカウ産のコーヒー豆も売っています。

カウ・コーヒーを飲もう!
カウ・コーヒーを飲もう!

カウ地区はちょっと遠いなあ、という方は、ヒロやボルケーノのファーマーズ・マーケットでもカウ・コーヒーを買うことができます。どちらのファーマーズ・マーケットにも、カウ地区のコーヒー農園が出店しているので、探してみてください。淹れたてのカウ・コーヒーをカップ売りしているお店もあるので、カウ・コーヒーを飲みながらファーマーズ・マーケットを散策するのもいいですね。

 

KAU COFFEE MILL
96-2694 Wood Valley Road, Pahala, HI

Will & Grace Filipino Variety Store
95-5657 Mamalahoa Hwy Naalehu, HI

Hana Hou Restaurant
95-1148 Spur Rd Naalehu, HI

Flyin Hawaiian Coffee
Naalehu United Methodist Church の前辺りに出店

カウ・コーヒーを飲もう!<ハワイ島>https://www.holoholo.world/kawaraban/wp-content/uploads/2016/03/160317e.jpghttps://www.holoholo.world/kawaraban/wp-content/uploads/2016/03/160317e-150x150.jpgNOPUハワイ日和今、カウ・コーヒーが注目されています。ハワイ産のコーヒーと言えば、ハワイ島で生産されるコナ・コーヒーが有名ですが、同じハワイ島産のカウ・コーヒーも、数年前からコーヒーの品評会で数々の賞を取るなど、その味と品質が評判になってきているのです。今回のハワイ島日和は、日本ではまだ見かけることが少ない、カウ・コーヒーをご紹介します。 コナ・コーヒーが栽培されているのは、ハワイ島、カイルア・コナの山側のごく限られた場所です。そのコナ地区からどんどん南下した、ハワイ島の南端に位置するのがカウ地区。大きなホテルもなく、観光客もそれほど多くない場所です。カウ地区はキラウエア火山のあるボルケーノ国立公園の南に位置するので、コナ地区からボルケーノ観光へ向かう途中で通った、という方もいらっしゃるでしょう。全米最南端の岬、サウス・ポイントや、緑色の砂浜で有名なグリーンサンド・ビーチがあるのもカウ地区です。ハワイらしいという感じではありませんが、カウ地区には草原と青い海の美しい景色が広がっています。 そのカウ地区から精糖会社が撤退し、サトウキビ畑の耕作跡地を利用してコーヒーが栽培されるようになってから、まだ20年ほどです。19世紀から生産しているコーヒー農家もあるコナ・コーヒーと比べると、その歴史は浅い感じがします。しかしカウ地区は、ハワイ島の火山が作ったミネラルの多い土や、午前中に日が射し、午後に雨が多いという、コナ・コーヒーが育つ土地ととても似た環境を持っていたことと、もちろんコーヒー農家の方々の努力もあって、評判の高いコーヒー豆を生産できるようになったそうです。今では品評会で、カウ・コーヒーがコナ・コーヒーを抜いて、賞を取ることもあります。さあ、カウ・コーヒーを飲みたくなりませんか? ということで、カウ・コーヒーを買いに行きましょう。ハワイではスーパー・マーケットでも、カウ・コーヒーを購入できますが、せっかくなのでカウ地区へ行ってみます。まずは、カウ地区の小規模コーヒー農家を、取りまとめる役割も果たしている、カウ・コーヒー・ミルへ。カウ・コーヒー・ミルがあるのは、カウ地区の小さな町、パハラから少し離れた山の中です。細い道をどんどん上っても、なかなかそれらしき建物が見当たらないので、私は「道を間違えたかも」と、思って引き返してしまったことがあります。諦めずに、細い道を進んでいきましょう。 コーヒーの若木に囲まれた、カウ・コーヒー・ミルのストアでは、コーヒーの試飲ができます。好きな焙煎のコーヒー豆を見つける目安になりますね。カウ地区のコーヒー農家の紹介や、それぞれの農家が作ったオリジナル・ブランドのコーヒー豆も売っているので、賞を取ったことがあるコーヒー・ブランドを探してみるのもいいですね。 さて、賞を取ったことのあるカウ・コーヒー・ブランドを探して、ハワイ島最南端の町、ナアレフへ行きました。ライジング・サン・コーヒーは2012年にSCAA(SPECIALTY COFFEE ASSOCIATION of AMERICA)の品評会で一位を取ったコーヒーです。ナアレフにある雑貨店、ウィル&グレイス・フィリピノ・ヴァラエティ・ストアは、ライジング・サン・コーヒーを生産する農家が経営する店です。つまりライジング・サン・コーヒーの直営店ですね。お店はコーヒーショップではなく、あくまで雑貨屋さんなのですが、もちろんコーヒー豆も売っています。お店に貼られた受賞記事の切り抜きを見ていたら「それは夫よ」と、奥様のグレイスさんが嬉しそうに話しかけてくれました。 カウ地区では、レストランでカウ・コーヒーを飲むこともできます。以前、『パイを食べよう!』でご紹介したハナ・ホウ・レストランもカウ・コーヒーを提供しています。おいしいパイには、コーヒーがぴったりですしね。ナアレフに出店するフードトラック、フライン・ハワイアン・コーヒーでもカウ・コーヒーを飲むことができます。ドリップ式のコーヒーだけでなく、ラテやモカなどのコーヒードリンクもメニューにあるので、長いドライブで一息つくのに、ぴったりです。もちろんカウ産のコーヒー豆も売っています。 カウ地区はちょっと遠いなあ、という方は、ヒロやボルケーノのファーマーズ・マーケットでもカウ・コーヒーを買うことができます。どちらのファーマーズ・マーケットにも、カウ地区のコーヒー農園が出店しているので、探してみてください。淹れたてのカウ・コーヒーをカップ売りしているお店もあるので、カウ・コーヒーを飲みながらファーマーズ・マーケットを散策するのもいいですね。   KAU COFFEE MILL 96-2694 Wood Valley Road, Pahala, HI Will & Grace Filipino Variety Store 95-5657 Mamalahoa Hwy Naalehu, HI Hana Hou Restaurant 95-1148 Spur Rd Naalehu, HI Flyin Hawaiian Coffee Naalehu United Methodist Church の前辺りに出店ハワイの自然・文化・歴史、ライフスタイルを語る