ハワイを連想する食べ物って何でしょう。パンケーキ、プレートランチ、ガーリック・シュリンプ・・・でも、やっぱりロコモコは、ハワイならでは! 今回は、ハワイを代表するメニュー、ロコモコをご紹介します。

これはお祭りで食べたロコモコ。ハワイではロコモコはイベント屋台の定番
これはお祭りで食べたロコモコ。ハワイではロコモコはイベント屋台の定番

ロコモコの発祥地は、ハワイ島のヒロと言われています。諸説ありますが、ヒロのリンカーン・グリルがロコモコを初めに作ったレストラン、という説が有力です。日系人夫妻が経営するリンカーン・グリルは、ダウンタウン近くのリンカーン公園の向かいにありました。安くてオナカいっぱい食べられるリンカーン・グリルは、ヒロの高校生にも人気のレストランでした。特にアメリカン・フットボール・チームの選手たちがよく訪れていたそうです。

リンカーングリルがあったヒロの街角
リンカーングリルがあったヒロの街角

今から70年近く前のある日。「オナカがペコペコだけど、あまりお金がない」と言う学生のために、リンカーン・グリルの店主は、丼に持ったご飯の上に、ハンバーグを乗せ、グレイビーソースをたっぷりかけて提供しました。ロコモコの誕生です。このメニューはリンカーン・グリル常連の学生たちに評判になり、みんなごぞって注文しました。「ロコモコ」というのも、学生たちが付けた名前だそうです。リンカーン・グリルのロコモコは有名になり、他の店に通う学生たちも「リンカーン・グリルで出しているロコモコを食べたい」と、店のオーナーたちに言うようになります。やがて、ヒロにあるレストランや学生食堂では、どこでもロコモコがメニューに載るようになり、更にはハワイ中に広がりました。リンカーン・グリルは閉店してしまいましたが、ロコモコは今もみんなに愛されています。

さて、カワラ版では以前「ザ・ロコモコ」という、主に日本で食べられるロコモコを紹介するコーナーがあり、私も愛読していました。私がこれからご紹介するヒロの二つの店は、辛口評価の「ザ・ロコモコ」は、どう判定したでしょう。なんだかちょっとドキドキします。

ヒロの代表店、カフェ100
ヒロの代表店、カフェ100

ドキドキしながら、ご紹介する最初の店は「カフェ100」です。ロコモコの発祥の店、と紹介されることもあるカフェ100は、リンカーン・グリルと同時期に、ロコモコを提供し始めました。リンカーン・グリルに通っていたアメリカン・フットボール・チームの、ライバル・チームがカフェ100の常連で「ロコモコを作って」とオーダーしたと言われています。カフェ100もリンカーン・グリル同様、日系人オーナーのレストラン。「100」は、創業者が第二次世界大戦時に、日系人で構成された第100部隊で、軍務に服したことから付けた名前だそうです。カフェ100はヒロを襲った津波によって二度も破壊され、その度に再建されています。ヒロでも長い歴史を持つカフェ100は、ヒロを代表するレストランの一つでしょう。

カフェ100の注文窓口。調理も早いので、時間がない時も便利
カフェ100の注文窓口。調理も早いので、時間がない時も便利

カフェ100は、ファストフード方式のドライブ・イン。ヒロで最初にできた、ドライブ・インだったそうです。早朝からオープンしているので、朝ごはんを食べに行くのにもいいですね。もちろんロコモコも朝から食べられます。私も何度か朝にロコモコを食べに、カフェ100に行きました。ハワイではロコモコは朝ごはんに、さっと食べるためのメニュー、と言う話を聞いたことがありますが、ボリュームたっぷりのロコモコを朝から・・、という不安はぬぐえません。でも大丈夫、カフェ100はロコモコの種類がたくさんあり、朝ごはんでもサラっと食べられそうなサイズのロコモコもあるからです。

カフェ100のスタンダードタイプのロコモコ
カフェ100のスタンダードタイプのロコモコ

カフェ100のスタンダードなロコモコは、お茶碗一杯くらいのご飯に、ハンバーグと玉子が乗っています。もちろん、カフェ100オリジナルレシピのグレイビーソースもたっぷり。これなら朝ごはんにもいいですね。カウンターでロコモコを注文すると「玉子はどうします?」と聞かれました。ハワイでは、ロコモコに乗せる玉子の調理方法を選べることが多いのですが、ファスト・フード・スタイルのカフェ100でも、ちゃんと注文通りのサニーサイドアップで調理してもらいました。朝からロコモコ、なんだかくせになりそうでコワイ・・。

ダウンタウンにあるコージーズ
ダウンタウンにあるコージーズ

リンカーン・グリルに近い味のロコモコが食べられる、そんな噂を聞いてコージズ・ベントー・コーナーにやってきました。コージーズは、ヒロのダウンタウンにある、プレート・ランチの店です。持ち帰り専門なので、食べに行く場所を心に決めてから、お店に行く方がいいですね。ロコモコは、やっぱり温かいうちに食べないと。お店でロコモコを注文し、出来上がりを待っている間にも、次々にお客さんはやってきます。他のお客さんが注文した、鉄板でジュージュー焼いているメニューもおいしそうです。ああ、オナカが空いてきました。

コージーズのロコモコ。ヘビー級サイズです
コージーズのロコモコ。ヘビー級サイズです

「はい、ロコモコ」と、受け取ったプレート・ランチ用のボックスが入った袋は、「えっ」と思うほどの重さ。おおげさでなく、肩がガクッと下がるほどです。ずっしり重さのあるボックスを、両手で捧げもつようにして、ココナッツ・アイランドまでやって来ました。ふたを開けると、ぎっしりと詰められたロコモコ!ごはんが、隙間許すまじ、と広がる上に、たっぷりのグレイビーソースがかかった特大のハンバーグと玉子、サイドディッシュにはマカロニサラダ、キムチとソーセージが付いています。よく見るとハンバーグは2枚入っていました。何か予感のようなものがあって、ランチ用に二人で一つのロコモコしか買わなかったのですが、二人で食べてもかなりの量。ロコモコはジューシーなハンバーグに、甘めのグレイビーソースがよく合っています。二人で一つでも、まんぷくになりました。他のランチプレートもかなりの重量級なので、オナカをペコペコにしてコージーズに行きましょう。

CAFE 100
969 Kilauea Ave, Hilo, BIG ISLAND

KOJI’S BENTO KORNER

52 Ponahawai St, Hilo, BIG ISLAND

ロコモコを食べよう!http://www.holoholo.world/kawaraban/wp-content/uploads/2018/10/181018a-1.jpghttp://www.holoholo.world/kawaraban/wp-content/uploads/2018/10/181018a-1-150x150.jpgNOPUハワイ日和カフェ100,コージ-ズベントーコーナー,ハワイ島,ヒロ,ビッグアイランド,リンカーンカフェ,ロコモコハワイを連想する食べ物って何でしょう。パンケーキ、プレートランチ、ガーリック・シュリンプ・・・でも、やっぱりロコモコは、ハワイならでは! 今回は、ハワイを代表するメニュー、ロコモコをご紹介します。 ロコモコの発祥地は、ハワイ島のヒロと言われています。諸説ありますが、ヒロのリンカーン・グリルがロコモコを初めに作ったレストラン、という説が有力です。日系人夫妻が経営するリンカーン・グリルは、ダウンタウン近くのリンカーン公園の向かいにありました。安くてオナカいっぱい食べられるリンカーン・グリルは、ヒロの高校生にも人気のレストランでした。特にアメリカン・フットボール・チームの選手たちがよく訪れていたそうです。 今から70年近く前のある日。「オナカがペコペコだけど、あまりお金がない」と言う学生のために、リンカーン・グリルの店主は、丼に持ったご飯の上に、ハンバーグを乗せ、グレイビーソースをたっぷりかけて提供しました。ロコモコの誕生です。このメニューはリンカーン・グリル常連の学生たちに評判になり、みんなごぞって注文しました。「ロコモコ」というのも、学生たちが付けた名前だそうです。リンカーン・グリルのロコモコは有名になり、他の店に通う学生たちも「リンカーン・グリルで出しているロコモコを食べたい」と、店のオーナーたちに言うようになります。やがて、ヒロにあるレストランや学生食堂では、どこでもロコモコがメニューに載るようになり、更にはハワイ中に広がりました。リンカーン・グリルは閉店してしまいましたが、ロコモコは今もみんなに愛されています。 さて、カワラ版では以前「ザ・ロコモコ」という、主に日本で食べられるロコモコを紹介するコーナーがあり、私も愛読していました。私がこれからご紹介するヒロの二つの店は、辛口評価の「ザ・ロコモコ」は、どう判定したでしょう。なんだかちょっとドキドキします。 ドキドキしながら、ご紹介する最初の店は「カフェ100」です。ロコモコの発祥の店、と紹介されることもあるカフェ100は、リンカーン・グリルと同時期に、ロコモコを提供し始めました。リンカーン・グリルに通っていたアメリカン・フットボール・チームの、ライバル・チームがカフェ100の常連で「ロコモコを作って」とオーダーしたと言われています。カフェ100もリンカーン・グリル同様、日系人オーナーのレストラン。「100」は、創業者が第二次世界大戦時に、日系人で構成された第100部隊で、軍務に服したことから付けた名前だそうです。カフェ100はヒロを襲った津波によって二度も破壊され、その度に再建されています。ヒロでも長い歴史を持つカフェ100は、ヒロを代表するレストランの一つでしょう。 カフェ100は、ファストフード方式のドライブ・イン。ヒロで最初にできた、ドライブ・インだったそうです。早朝からオープンしているので、朝ごはんを食べに行くのにもいいですね。もちろんロコモコも朝から食べられます。私も何度か朝にロコモコを食べに、カフェ100に行きました。ハワイではロコモコは朝ごはんに、さっと食べるためのメニュー、と言う話を聞いたことがありますが、ボリュームたっぷりのロコモコを朝から・・、という不安はぬぐえません。でも大丈夫、カフェ100はロコモコの種類がたくさんあり、朝ごはんでもサラっと食べられそうなサイズのロコモコもあるからです。 カフェ100のスタンダードなロコモコは、お茶碗一杯くらいのご飯に、ハンバーグと玉子が乗っています。もちろん、カフェ100オリジナルレシピのグレイビーソースもたっぷり。これなら朝ごはんにもいいですね。カウンターでロコモコを注文すると「玉子はどうします?」と聞かれました。ハワイでは、ロコモコに乗せる玉子の調理方法を選べることが多いのですが、ファスト・フード・スタイルのカフェ100でも、ちゃんと注文通りのサニーサイドアップで調理してもらいました。朝からロコモコ、なんだかくせになりそうでコワイ・・。 リンカーン・グリルに近い味のロコモコが食べられる、そんな噂を聞いてコージズ・ベントー・コーナーにやってきました。コージーズは、ヒロのダウンタウンにある、プレート・ランチの店です。持ち帰り専門なので、食べに行く場所を心に決めてから、お店に行く方がいいですね。ロコモコは、やっぱり温かいうちに食べないと。お店でロコモコを注文し、出来上がりを待っている間にも、次々にお客さんはやってきます。他のお客さんが注文した、鉄板でジュージュー焼いているメニューもおいしそうです。ああ、オナカが空いてきました。 「はい、ロコモコ」と、受け取ったプレート・ランチ用のボックスが入った袋は、「えっ」と思うほどの重さ。おおげさでなく、肩がガクッと下がるほどです。ずっしり重さのあるボックスを、両手で捧げもつようにして、ココナッツ・アイランドまでやって来ました。ふたを開けると、ぎっしりと詰められたロコモコ!ごはんが、隙間許すまじ、と広がる上に、たっぷりのグレイビーソースがかかった特大のハンバーグと玉子、サイドディッシュにはマカロニサラダ、キムチとソーセージが付いています。よく見るとハンバーグは2枚入っていました。何か予感のようなものがあって、ランチ用に二人で一つのロコモコしか買わなかったのですが、二人で食べてもかなりの量。ロコモコはジューシーなハンバーグに、甘めのグレイビーソースがよく合っています。二人で一つでも、まんぷくになりました。他のランチプレートもかなりの重量級なので、オナカをペコペコにしてコージーズに行きましょう。 CAFE 100 969 Kilauea Ave, Hilo, BIG ISLAND KOJI’S BENTO KORNER 52 Ponahawai St, Hilo, BIG ISLANDハワイの自然・文化・歴史、ライフスタイルを語る