サドル・ロードとは、ハワイ島を東西に横断する道路の通称です。ハワイ島の北側にあるマウナ・ケア山と、南側にあるマウナ・ロア山の間を通る200号線は、長い間サドル・ロードと呼ばれてきました。2013年に、故ダニエル・イノウエ上院議員のお名前からダニエル・K・イノウエ・ハイウェイと命名されましたが、今でもサドル・ロードと呼ぶ方が一般的なようです。サドル・ロードについては以前にもご紹介したことがありますが、当時とは道路事情も変わってきたので、最近のサドル・ロードについてご紹介します。

開放感いっぱいの、サドル・ロードのドライブ
開放感いっぱいの、サドル・ロードのドライブ

ハワイ島旅行でドライブを楽しまれる方が、サドル・ロードを通ることも多くなってきたようです。サドル・ロードは、長くレンタカーでの走行ができないとされていました。もちろん、レンタカーでもドライブできないわけではありませんが、レンタカー会社の多くがサドル・ロードでの事故を保険適用外にしていたのです。サドル・ロードは、ハワイ島の東西を結ぶ最短ルートとして、地元の人たちにはおなじみのルートです。以前は、道路状態があまりよくありませんでしたが、現在は道路がかなり整備され、サドル・ロードでもレンタカーの走行ができるようになりました。レンタカー会社によっては、ルールが違うこともあるようなので、保険の適用範囲などを確認の上、ドライブすることをおすすめします。

道沿いには噴石丘が並んでいます
道沿いには噴石丘が並んでいます

ハワイ島の西側、カイルア・コナ方面からサドル・ロードへアクセスする場合は、まず190号線に出ます。ワイコロアから向かう場合は、ワイコロア・ロードを通ると近道です。190号線までワイコロア・ロードの緩い上り坂が続きます。この道は遅い規制速度になっているのですが、下り坂になる帰路は、思いのほかスピードが出るので注意してください。取り締まりが多いとも聞いています。さて、サドル・ロードの入り口は、西側に2箇所あります。ワイコロア・ロードを上がったら南(右)へ曲がる方がオススメ。ワイコロア・ロードの北側から入るサドル・ロードは旧道で、南側からアクセスする新道に比べて狭くて起伏があります。新道の方が断然運転しやすいでしょう。

トイレ休憩のチャンス、マウナ・ケア州立公園
トイレ休憩のチャンス、マウナ・ケア州立公園

その昔、サドル・ロードがレンタカーの走行が不可の頃、「そもそもサドル・ロードより、ハワイ島の周りを通る道の方が、景色もいいよ」と言う話を聞きました。でもサドル・ロードも、雄大で素晴らしい景色が広がっています。サドル・ロードの西側は、乾燥した草木の少ない荒野です。円錐形の噴石丘がぽこぽこと並んでいる様子は、SF映画に出てくる風景のようにも見えます。サドル・ロードに入って20分ほどでマウナ・ケア州立公園に到着です。キャンプ場にもなっているマウナ・ケア州立公園は、サドル・ロード沿いでは、ほぼ唯一トイレがある場所。ここを逃すとヒロか、オニズカ・ビジターセンターまでトイレがありませんので、ご注意を。

サドル・ロードの中間地点(くらい)、プウ・フルフル
サドル・ロードの中間地点(くらい)、プウ・フルフル

サドル・ロードのほぼ折り返し地点に、噴石丘の一つ、プウ・フルフルがあります。カイルア・コナ方面から来た場合、プウ・フルフルが右側、左側はマウナ・ケアへと登る道です。西の方にあった噴石丘と違って、プウ・フルフルは木々に覆われたかわいい小山、という感じ。割り合い簡単に頂上まで登れるので、ロング・ドライブの途中、ストレッチを兼ねてハイキングしてみてはいかがでしょう。お弁当を持ってきて、この辺りで食べるのもいいかも。プウ・フルフルの上から見るマウナ・ケアもきれいです。ここから東へ向かうと、サドル・ロード沿いの風景は、次第に緑が多くなってきます。天気がよければ、車窓からマウナ・ケアとマウナ・ロアの美しい姿も見ることができるでしょう。マウナ・ケア山頂にある天文台群もはっきり見ることができます。

マウナ・ケア山頂に天文台が見えます
マウナ・ケア山頂に天文台が見えます

サドル・ロードは、考えていたよりもドライブしやすい道だと、たぶん誰もが思うのではないでしょうか。でも、ヒロに近づいてくると道が狭く、くねくねしてきます。実際の道幅は、それど狭くはないと思うのですが、今まで広くて見通しのいい道だったので、少し戸惑います。この辺りで、事故を起こす車が多く、私も何度か事故車両や事故の跡らしきものを見たことがあるので、注意してください。住宅街を抜けダウンタウンへ向かう旧道と、新しくできた広い道に分かれて、サドル・ロードはヒロへと続きます。意識せず運転していると、自然に新道に進んでしまうようです。信号のあるT字路まで来たら、もうここはヒロ。信号を見るのも久々、という感じですね。

ヒロに近くなると、道がクネクネしてくるので注意
ヒロに近くなると、道がクネクネしてくるので注意

ところでサドル・ロードが走行不可だった理由の一つは、サドル・ロードの近辺に商店や民家、ガソリンスタンドなどがないから、と言われています。これは現在も同じです。事故だけでなく、車両故障やガス欠などにも気をつけてください。また、サドル・ロードには街灯はなく、夜は深い霧が出ることも多いので、不安を感じたら夜間のドライブはやめた方がいいと思います。

サドル・ロードにかかる見事な虹
サドル・ロードにかかる見事な虹
サドル・ロードを走ろう!その2<ハワイ島>http://www.holoholo.world/kawaraban/wp-content/uploads/2018/04/hawaiibiyori236.jpghttp://www.holoholo.world/kawaraban/wp-content/uploads/2018/04/hawaiibiyori236-150x150.jpgNOPUハワイ日和サドルロード,ドライブ,ハワイ島,マウナ・ケア州立公園サドル・ロードとは、ハワイ島を東西に横断する道路の通称です。ハワイ島の北側にあるマウナ・ケア山と、南側にあるマウナ・ロア山の間を通る200号線は、長い間サドル・ロードと呼ばれてきました。2013年に、故ダニエル・イノウエ上院議員のお名前からダニエル・K・イノウエ・ハイウェイと命名されましたが、今でもサドル・ロードと呼ぶ方が一般的なようです。サドル・ロードについては以前にもご紹介したことがありますが、当時とは道路事情も変わってきたので、最近のサドル・ロードについてご紹介します。 ハワイ島旅行でドライブを楽しまれる方が、サドル・ロードを通ることも多くなってきたようです。サドル・ロードは、長くレンタカーでの走行ができないとされていました。もちろん、レンタカーでもドライブできないわけではありませんが、レンタカー会社の多くがサドル・ロードでの事故を保険適用外にしていたのです。サドル・ロードは、ハワイ島の東西を結ぶ最短ルートとして、地元の人たちにはおなじみのルートです。以前は、道路状態があまりよくありませんでしたが、現在は道路がかなり整備され、サドル・ロードでもレンタカーの走行ができるようになりました。レンタカー会社によっては、ルールが違うこともあるようなので、保険の適用範囲などを確認の上、ドライブすることをおすすめします。 ハワイ島の西側、カイルア・コナ方面からサドル・ロードへアクセスする場合は、まず190号線に出ます。ワイコロアから向かう場合は、ワイコロア・ロードを通ると近道です。190号線までワイコロア・ロードの緩い上り坂が続きます。この道は遅い規制速度になっているのですが、下り坂になる帰路は、思いのほかスピードが出るので注意してください。取り締まりが多いとも聞いています。さて、サドル・ロードの入り口は、西側に2箇所あります。ワイコロア・ロードを上がったら南(右)へ曲がる方がオススメ。ワイコロア・ロードの北側から入るサドル・ロードは旧道で、南側からアクセスする新道に比べて狭くて起伏があります。新道の方が断然運転しやすいでしょう。 その昔、サドル・ロードがレンタカーの走行が不可の頃、「そもそもサドル・ロードより、ハワイ島の周りを通る道の方が、景色もいいよ」と言う話を聞きました。でもサドル・ロードも、雄大で素晴らしい景色が広がっています。サドル・ロードの西側は、乾燥した草木の少ない荒野です。円錐形の噴石丘がぽこぽこと並んでいる様子は、SF映画に出てくる風景のようにも見えます。サドル・ロードに入って20分ほどでマウナ・ケア州立公園に到着です。キャンプ場にもなっているマウナ・ケア州立公園は、サドル・ロード沿いでは、ほぼ唯一トイレがある場所。ここを逃すとヒロか、オニズカ・ビジターセンターまでトイレがありませんので、ご注意を。 サドル・ロードのほぼ折り返し地点に、噴石丘の一つ、プウ・フルフルがあります。カイルア・コナ方面から来た場合、プウ・フルフルが右側、左側はマウナ・ケアへと登る道です。西の方にあった噴石丘と違って、プウ・フルフルは木々に覆われたかわいい小山、という感じ。割り合い簡単に頂上まで登れるので、ロング・ドライブの途中、ストレッチを兼ねてハイキングしてみてはいかがでしょう。お弁当を持ってきて、この辺りで食べるのもいいかも。プウ・フルフルの上から見るマウナ・ケアもきれいです。ここから東へ向かうと、サドル・ロード沿いの風景は、次第に緑が多くなってきます。天気がよければ、車窓からマウナ・ケアとマウナ・ロアの美しい姿も見ることができるでしょう。マウナ・ケア山頂にある天文台群もはっきり見ることができます。 サドル・ロードは、考えていたよりもドライブしやすい道だと、たぶん誰もが思うのではないでしょうか。でも、ヒロに近づいてくると道が狭く、くねくねしてきます。実際の道幅は、それど狭くはないと思うのですが、今まで広くて見通しのいい道だったので、少し戸惑います。この辺りで、事故を起こす車が多く、私も何度か事故車両や事故の跡らしきものを見たことがあるので、注意してください。住宅街を抜けダウンタウンへ向かう旧道と、新しくできた広い道に分かれて、サドル・ロードはヒロへと続きます。意識せず運転していると、自然に新道に進んでしまうようです。信号のあるT字路まで来たら、もうここはヒロ。信号を見るのも久々、という感じですね。 ところでサドル・ロードが走行不可だった理由の一つは、サドル・ロードの近辺に商店や民家、ガソリンスタンドなどがないから、と言われています。これは現在も同じです。事故だけでなく、車両故障やガス欠などにも気をつけてください。また、サドル・ロードには街灯はなく、夜は深い霧が出ることも多いので、不安を感じたら夜間のドライブはやめた方がいいと思います。ハワイの自然・文化・歴史、ライフスタイルを語る