マウイ郡の郡庁所在地、ワイルクは、観光スポットからは外れた町です。イアオ渓谷へ行く時に通る町、という感じでしょうか。だから印象も薄くて、マウイの郡庁所在地は、ラハイナかな、カフルイかな、と思っていた人もいるのでは(実は私も・・・)。でも、ワイルクは、古い建物やおいしいレストランがある町なのです。今回は、そんなワイルクをご紹介します。

美しいカアフマヌ教会
美しいカアフマヌ教会

マウイ郡庁舎周辺は、19世紀終わりから20世紀始めにかけて造られた建物が多く、歴史地区にも指定されている、ホロホロ(ハワイ語で、お散歩)するのにいい場所です。マウイ郡庁舎のすぐ近くに、マウイ島に現存する一番古い教会、カアフマヌ教会が建っています。教会には、カメハメハ大王の妻で、マウイ島の出身であったカアフマヌ女王の名前が付けられていますが、これは女王の要望だったそうです。時計が付いた高い塔を持つ、美しいカアフマヌ教会はワイルクのシンボルとも言えるでしょう。教会の前には大きなモンキーポッドの木があり、芝の上にレース模様のような影を落としています。

図書館の入り口にあるタイル貼りの水飲み場
図書館の入り口にあるタイル貼りの水飲み場

カアフマヌ教会の隣りには、マウイ島で最初にできた図書館があります。大きく張り出した赤い屋根と、大きな窓が印象的な建物は、図書館というよりも大邸宅という感じがします。広いポーチになった入り口に、噴水のように水が出た(と思われる)水飲み場を見つけました。今はもう使われていないようですが、銀剣草の描かれた大きなタイルと何種類もの小さなタイルで見事に装飾されています。図書館の更に隣にあるワイルク・ユニオン・チャーチも、大きなステンド・グラスがあるゴシック風の重厚な教会で、こちらもきれいな建物です。この辺りには、ワイルクがサトウキビ産業で賑わっていた頃のプランテーション・ハウスも多く残っています。

重厚なワイルク・ユニオン・チャーチ
重厚なワイルク・ユニオン・チャーチ

ワイルクの中心へと戻りましょう。ワイルクは時間決めの無料駐車場が多く、ラハイナのように車を停める場所を探して、苦労することはありません。でも時間決めの駐車場は、時間をオーバーしていないか、おまわりさんが頻繁に見回りに来るので、気をつけた方がいいかも。タイヤに白いチョークが付いていたら、チェックされた証拠です。さて、ワイルクのほぼ中心にある大きめの無料駐車場の前にあるのは、イアオ・シアターです。サーモンピンクの壁、オールドファッションなチケット売り場、コロニアル風の建物のイアオ・シアターは、今も現役の劇場。1928年にオープンし、フランク・シナトラなどのスターも訪れたことがあるそうです。イアオ・シアターは、解体の危機もありましたが、マウイ郡によって再生が図られ、現在は演劇やミュージカルなどが公演されています。

サーモンピンクのイアオ・シアター
サーモンピンクのイアオ・シアター

ワイルクは、新しい店と古い店が混在していて、買い物をするのにも、面白い場所です。イアオ・シアターの前から南へ少し行ったところにあるマウイ・シングは、カジュアル・ウェアのショップです。ブランド・マークのタコをはじめ、マウイをイメージしたデザインのTシャツや、かわいいビーチドレスなどがそろっていて、地元でも人気のお店だそう。メンズもレディースも子供服もそろっているのもいいですね。

マウイ・シングが入る建物もかわいいパステルカラー
マウイ・シングが入る建物もかわいいパステルカラー

人気のタカミヤ・マーケットは、イアオ・シアターから北へ500mほど行ったところにあります。タカミヤ・マーケットは、ワイルクで40年以上営業している老舗のスーパーマーケットです。早朝から営業していて、お弁当やポキなどデリの種類も豊富、そして安いことも人気の理由でしょう。お昼時には駐車場がいっぱいになるほど、お客さんで賑わっています。

人気のタカミヤ・マーケット
人気のタカミヤ・マーケット

タカミヤ・マーケットのお弁当もリーズナブルですが、ワイルクは手ごろな値段のレストランも多いように思います。以前ご紹介したサム・サトウやテイスティ・クラストも、地元で人気のレストランですが、ワイルクの中心から少し離れたローワー・メイン・ストリート沿いにもガイドブックではあまり見かけない、人気店が多いように思います。そのひとつ、トウキョウ・テイは駐車場に隠れて、通りからは全く様子が分からないので、入るのにちょっと勇気が必要でした。でも、安心してください、入ってみるとお店はお客さんでいっぱい、席を待つ人もいます。メニューも日本人にはなじみの天ぷらや刺身、照り焼きステーキなどで、これも安心な内容。サービスでお茶が頂けるのも、ほっとします。

トウキョウ・テイでは、お茶と漬物がサービス
トウキョウ・テイでは、お茶と漬物がサービス

ワイルクはマウイ軍が、カメハメハ大王の軍勢に敗れた地です。史跡も多く、リゾートではないハワイを垣間見ることもできます。前にご紹介したフライディ・タウン・パーティも、ワイルクでは毎月第一金曜日に開催されています。

ワイルクをホロホロしよう!<マウイ島>http://www.holoholo.world/kawaraban/wp-content/uploads/2016/02/160218c.jpghttp://www.holoholo.world/kawaraban/wp-content/uploads/2016/02/160218c-150x150.jpgNOPUハワイ日和カアフマヌ教会,タカミヤ・マーケット,トウキョウ・テイ,マウイ,マウイ・シング,ワイルク,ワイルク・ユニオン・チャーチ.イアオ・シアターマウイ郡の郡庁所在地、ワイルクは、観光スポットからは外れた町です。イアオ渓谷へ行く時に通る町、という感じでしょうか。だから印象も薄くて、マウイの郡庁所在地は、ラハイナかな、カフルイかな、と思っていた人もいるのでは(実は私も・・・)。でも、ワイルクは、古い建物やおいしいレストランがある町なのです。今回は、そんなワイルクをご紹介します。 マウイ郡庁舎周辺は、19世紀終わりから20世紀始めにかけて造られた建物が多く、歴史地区にも指定されている、ホロホロ(ハワイ語で、お散歩)するのにいい場所です。マウイ郡庁舎のすぐ近くに、マウイ島に現存する一番古い教会、カアフマヌ教会が建っています。教会には、カメハメハ大王の妻で、マウイ島の出身であったカアフマヌ女王の名前が付けられていますが、これは女王の要望だったそうです。時計が付いた高い塔を持つ、美しいカアフマヌ教会はワイルクのシンボルとも言えるでしょう。教会の前には大きなモンキーポッドの木があり、芝の上にレース模様のような影を落としています。 カアフマヌ教会の隣りには、マウイ島で最初にできた図書館があります。大きく張り出した赤い屋根と、大きな窓が印象的な建物は、図書館というよりも大邸宅という感じがします。広いポーチになった入り口に、噴水のように水が出た(と思われる)水飲み場を見つけました。今はもう使われていないようですが、銀剣草の描かれた大きなタイルと何種類もの小さなタイルで見事に装飾されています。図書館の更に隣にあるワイルク・ユニオン・チャーチも、大きなステンド・グラスがあるゴシック風の重厚な教会で、こちらもきれいな建物です。この辺りには、ワイルクがサトウキビ産業で賑わっていた頃のプランテーション・ハウスも多く残っています。 ワイルクの中心へと戻りましょう。ワイルクは時間決めの無料駐車場が多く、ラハイナのように車を停める場所を探して、苦労することはありません。でも時間決めの駐車場は、時間をオーバーしていないか、おまわりさんが頻繁に見回りに来るので、気をつけた方がいいかも。タイヤに白いチョークが付いていたら、チェックされた証拠です。さて、ワイルクのほぼ中心にある大きめの無料駐車場の前にあるのは、イアオ・シアターです。サーモンピンクの壁、オールドファッションなチケット売り場、コロニアル風の建物のイアオ・シアターは、今も現役の劇場。1928年にオープンし、フランク・シナトラなどのスターも訪れたことがあるそうです。イアオ・シアターは、解体の危機もありましたが、マウイ郡によって再生が図られ、現在は演劇やミュージカルなどが公演されています。 ワイルクは、新しい店と古い店が混在していて、買い物をするのにも、面白い場所です。イアオ・シアターの前から南へ少し行ったところにあるマウイ・シングは、カジュアル・ウェアのショップです。ブランド・マークのタコをはじめ、マウイをイメージしたデザインのTシャツや、かわいいビーチドレスなどがそろっていて、地元でも人気のお店だそう。メンズもレディースも子供服もそろっているのもいいですね。 人気のタカミヤ・マーケットは、イアオ・シアターから北へ500mほど行ったところにあります。タカミヤ・マーケットは、ワイルクで40年以上営業している老舗のスーパーマーケットです。早朝から営業していて、お弁当やポキなどデリの種類も豊富、そして安いことも人気の理由でしょう。お昼時には駐車場がいっぱいになるほど、お客さんで賑わっています。 タカミヤ・マーケットのお弁当もリーズナブルですが、ワイルクは手ごろな値段のレストランも多いように思います。以前ご紹介したサム・サトウやテイスティ・クラストも、地元で人気のレストランですが、ワイルクの中心から少し離れたローワー・メイン・ストリート沿いにもガイドブックではあまり見かけない、人気店が多いように思います。そのひとつ、トウキョウ・テイは駐車場に隠れて、通りからは全く様子が分からないので、入るのにちょっと勇気が必要でした。でも、安心してください、入ってみるとお店はお客さんでいっぱい、席を待つ人もいます。メニューも日本人にはなじみの天ぷらや刺身、照り焼きステーキなどで、これも安心な内容。サービスでお茶が頂けるのも、ほっとします。 ワイルクはマウイ軍が、カメハメハ大王の軍勢に敗れた地です。史跡も多く、リゾートではないハワイを垣間見ることもできます。前にご紹介したフライディ・タウン・パーティも、ワイルクでは毎月第一金曜日に開催されています。ハワイの自然・文化・歴史、ライフスタイルを語る