1ヶ月のごぶさたです。みなさん、お元気でお過ごしでしょうか?

5月のほとんどを日本とヨーロッパで過ごして帰国、いまはたっぷりとカウアイ島での日常を満喫中です。帰ってくるたびに、「あ~やっぱり美しい島だな~。ホッとするな~」といつも思います。

旅から帰って来るといつもそうなのだけれど、日本やヨーロッパでは、フラの旅ということもあって、滞在中は毎日レッスンがあり、その合間にミーティングがあり、夜遅くまでフラシスターや友人との楽しい時間があり、基本、寝不足状態。いけいけGoGo (古いっ!)な時間が続く。そのせいもあって、カウアイ島に戻るとしばらくはカラダが空回りしているような感覚がつきまとう。

島の西側、カララウ渓谷。ナ・パリの断崖はカウアイの最も美しい風景のひとつ
島の西側、カララウ渓谷。ナ・パリの断崖はカウアイの最も美しい風景のひとつ

ゆったりと時間が流れている島の中で、カラダや頭がまだまだ都会にいる時の速度で動いていて、少し前につんのめりながら過ごすような、そんな感じ。
そしてこういう忙しい時間と、ゆったりとした時間を行き来する生活が今しばらくは続きそうな気配である。

洪水で島が被害を受けたのは日本に行く前、4月15日のこと。

それから2ヶ月。島の北、ハナレイから向こうはいま現在も住民以外の人が立ち入れない状態になっている。

そして、ハワイ島ではペレが噴火を続けている。水がハワイ諸島で一番古いカウアイ島を、火が一番若いハワイ島を襲う。

水と火、ふたつの大きなエネルギーでハワイ諸島は日々、そのシェイプを変えていっているんだな~と思い、

自然の大きなチカラの中で、人間はとても無力で小さな存在だと、そんなことをカラダで感じるのもこの島に住んでいるからなのだろうか。

そんな中、久しぶりに高砂淳二さんがカウアイにやって来た。

ここ数年お会いしていなかったのだけれど、「どもども~」と笑いながら、先週も会ったような感じで登場。

もちろん多くの方が知っている通り、高砂さんは自然を取り続けているフォトグラファー。

ハワイの風景や虹の写真で本を出版されていることもあって、とくにハワイ愛好家の中には彼の作品のファンも多いことだと思う。

日々違う色を見せてくれる、朝焼けと夕焼けの空。ただただ美しい。
日々違う色を見せてくれる、朝焼けと夕焼けの空。ただただ美しい。

私自身は以前の仕事を通して知り合ったのだけれど、持ち前のフレンドリーさ、気さくさで、いまもご縁を紡がさせてもらっている。

ハワイ島、マウイ島を回ってカウアイ島が今回の旅の最後の撮影場所だとのこと。

到着した日に少しゆっくりでき、高砂さんの撮影の旅などのお話しを聞く中で、高砂さんがこんなことを言った。

「自然の速度を追い越すとダメだね。美しいものをちゃんと美しいと感じて撮らないとダメなんだよね~。予定や時間を優先すると、自分が感じられる気持ちがなくなっちゃうから、いいものやキレイなものを、そのままに感じられなくなっちゃう」

いつものゆったりとした、何気ない口調でそういう風に。30年にわたって世界中を写真に撮ってまわり、超多忙な時間を送る中で、それでもまだそんな風に言える感覚を持ち続ける人。自然やそこにいる動物への愛情やリスペクトがいっぱい詰まっている気持ちを持った人。だから高砂さんの写真はいつまでも多くの人を魅了し続けているのだろうなと思う。高砂さんが表現する写真には、その人柄が作品いっぱいに溢れている。

どんな活動でも、仕事でもそうなんじゃないかなと思うけれど、「慢心」してしまっている人というのは見ていて退屈で、その人から出てくる表現というのもまた退屈だと私は思う。写真でも、フラの踊りでも、そんな気がしてならないのだ。もっと近づきたい、もっと知りたい。そんないつまでも止まない好奇心とか、向上心とか、学びたい気持ちとか。虚心、謙虚さ、そういうものを備えている人はエネルギーが若い人が多いように思う。そして表現されるものもまた新鮮なエネルギーに満ちているように思う。

「そういえば、近藤(純夫)さんも今月カウアイに来るって言ってましたよ~」と私が言うと、

「あ~言ってた、言ってた」と高砂さん。

雨上がりにはダブル・レインボーがかかることもよくある。何度見ても気持ちをワクワクさせてくれる
雨上がりにはダブル・レインボーがかかることもよくある。何度見ても気持ちをワクワクさせてくれる

たしか、この時期だったような気がして、「6月にカウアイに来られるって言ってらっしゃったと思うのですが、いつ頃でしたでしょうか?」とLINE してみる。

「鋭いですね。これからリフエ行きの飛行機に乗ります」と返信が来た。

近藤さんはご存知の通り、このサイトの立ち上げメンバーで、サイトのお世話人。思えば、近藤さんとの出会いも以前のお仕事を通してだった。

近藤さんとも、高砂さんとも、20年ほどのおつきあいになることに、改めてびっくりしてしまう。

さて、そのLINEでのやり取り以降のコンタクトはまだないけれど、いま、近藤さんはカウアイのどこで何をしているのだろうか。(笑)

もし、みんなでごはんでもご一緒できれば嬉しいなと思いながら、これを書いている。さて、近藤さんは何処に。(笑)

“ 自然の速度を追いこすとダメだね “ と高砂さんが言った言葉。これはカウアイに来るすべての人にお届けしたいメッセージでもある。

先日も私のクム・フラ(フラの師匠)プナと、「時間って不思議。ほんとは存在しないんだもの。時計に沿って生きているのって人間だけだしね」みたいな話をしたところ。もちろん現代社会で生きていくのに、時計が刻む時間を無視して生活するのはほぼ無理だろうと思う。でももしバケーションでカウアイ島を訪れることがあったら、ぜひ時計の刻む時間に左右されない時間を過ごしてみてほしいなと思う。

たとえばツアーなどでご案内させてもらう場合に、分刻みでスケジュールを決めて、見たい景色、出会いたいものを決めていらっしゃる方もいる。

もちろんそれはそれでかまわないし、ツアーコーディネーターとしては全力でご案内させていただく。

ただ思うのは、その予定通りに行かなかった場合に「がっかり」されている方を見ると、気の毒に思うし、もったいないな~とも思うのだ。

予定を立てた地点から地点に行くためにだけ動く。ビーチを楽しむ時間も分刻みで決まっていたり、それゆえに移動の車中では窓の景色を楽しめずにぐっすり寝てしまったりでは、ほんとうにもったいない。カウアイだけではなく自然がいっぱいの場所を訪ねて、予定調和な時間だけを持つというのは、高砂さんの言う“ 自然の速度を追いこす “ ということにつながることが多いように思う。

カウアイ島は感性を覚醒させるエネルギーに満ちている場所だと思う。

もしここを訪ねる機会があれば、忙しい暮らしの中で、気持ちの中で薄れてしまっている感覚、目に見えないものを愛でて感じる時間を持ってもらいたいなと思う。

そしてそういう時間や体験は、いま現在の忙しい生活の中に、何らかの風穴を開けてくれるスィッチになるかもしれないんじゃないだろうか。

淳二さん&近藤さん in カウアイhttp://www.holoholo.world/kawaraban/wp-content/uploads/2018/06/kauai237.jpghttp://www.holoholo.world/kawaraban/wp-content/uploads/2018/06/kauai237-150x150.jpgミノリ エヴァンスカウアイ日記カウアイ,近藤純夫さん,高砂淳二さん1ヶ月のごぶさたです。みなさん、お元気でお過ごしでしょうか? 5月のほとんどを日本とヨーロッパで過ごして帰国、いまはたっぷりとカウアイ島での日常を満喫中です。帰ってくるたびに、「あ~やっぱり美しい島だな~。ホッとするな~」といつも思います。 旅から帰って来るといつもそうなのだけれど、日本やヨーロッパでは、フラの旅ということもあって、滞在中は毎日レッスンがあり、その合間にミーティングがあり、夜遅くまでフラシスターや友人との楽しい時間があり、基本、寝不足状態。いけいけGoGo (古いっ!)な時間が続く。そのせいもあって、カウアイ島に戻るとしばらくはカラダが空回りしているような感覚がつきまとう。 ゆったりと時間が流れている島の中で、カラダや頭がまだまだ都会にいる時の速度で動いていて、少し前につんのめりながら過ごすような、そんな感じ。 そしてこういう忙しい時間と、ゆったりとした時間を行き来する生活が今しばらくは続きそうな気配である。 洪水で島が被害を受けたのは日本に行く前、4月15日のこと。 それから2ヶ月。島の北、ハナレイから向こうはいま現在も住民以外の人が立ち入れない状態になっている。 そして、ハワイ島ではペレが噴火を続けている。水がハワイ諸島で一番古いカウアイ島を、火が一番若いハワイ島を襲う。 水と火、ふたつの大きなエネルギーでハワイ諸島は日々、そのシェイプを変えていっているんだな~と思い、 自然の大きなチカラの中で、人間はとても無力で小さな存在だと、そんなことをカラダで感じるのもこの島に住んでいるからなのだろうか。 そんな中、久しぶりに高砂淳二さんがカウアイにやって来た。 ここ数年お会いしていなかったのだけれど、「どもども~」と笑いながら、先週も会ったような感じで登場。 もちろん多くの方が知っている通り、高砂さんは自然を取り続けているフォトグラファー。 ハワイの風景や虹の写真で本を出版されていることもあって、とくにハワイ愛好家の中には彼の作品のファンも多いことだと思う。 私自身は以前の仕事を通して知り合ったのだけれど、持ち前のフレンドリーさ、気さくさで、いまもご縁を紡がさせてもらっている。 ハワイ島、マウイ島を回ってカウアイ島が今回の旅の最後の撮影場所だとのこと。 到着した日に少しゆっくりでき、高砂さんの撮影の旅などのお話しを聞く中で、高砂さんがこんなことを言った。 「自然の速度を追い越すとダメだね。美しいものをちゃんと美しいと感じて撮らないとダメなんだよね~。予定や時間を優先すると、自分が感じられる気持ちがなくなっちゃうから、いいものやキレイなものを、そのままに感じられなくなっちゃう」 いつものゆったりとした、何気ない口調でそういう風に。30年にわたって世界中を写真に撮ってまわり、超多忙な時間を送る中で、それでもまだそんな風に言える感覚を持ち続ける人。自然やそこにいる動物への愛情やリスペクトがいっぱい詰まっている気持ちを持った人。だから高砂さんの写真はいつまでも多くの人を魅了し続けているのだろうなと思う。高砂さんが表現する写真には、その人柄が作品いっぱいに溢れている。 どんな活動でも、仕事でもそうなんじゃないかなと思うけれど、「慢心」してしまっている人というのは見ていて退屈で、その人から出てくる表現というのもまた退屈だと私は思う。写真でも、フラの踊りでも、そんな気がしてならないのだ。もっと近づきたい、もっと知りたい。そんないつまでも止まない好奇心とか、向上心とか、学びたい気持ちとか。虚心、謙虚さ、そういうものを備えている人はエネルギーが若い人が多いように思う。そして表現されるものもまた新鮮なエネルギーに満ちているように思う。 「そういえば、近藤(純夫)さんも今月カウアイに来るって言ってましたよ~」と私が言うと、 「あ~言ってた、言ってた」と高砂さん。 たしか、この時期だったような気がして、「6月にカウアイに来られるって言ってらっしゃったと思うのですが、いつ頃でしたでしょうか?」とLINE してみる。 「鋭いですね。これからリフエ行きの飛行機に乗ります」と返信が来た。 近藤さんはご存知の通り、このサイトの立ち上げメンバーで、サイトのお世話人。思えば、近藤さんとの出会いも以前のお仕事を通してだった。 近藤さんとも、高砂さんとも、20年ほどのおつきあいになることに、改めてびっくりしてしまう。 さて、そのLINEでのやり取り以降のコンタクトはまだないけれど、いま、近藤さんはカウアイのどこで何をしているのだろうか。(笑) もし、みんなでごはんでもご一緒できれば嬉しいなと思いながら、これを書いている。さて、近藤さんは何処に。(笑) “ 自然の速度を追いこすとダメだね “ と高砂さんが言った言葉。これはカウアイに来るすべての人にお届けしたいメッセージでもある。 先日も私のクム・フラ(フラの師匠)プナと、「時間って不思議。ほんとは存在しないんだもの。時計に沿って生きているのって人間だけだしね」みたいな話をしたところ。もちろん現代社会で生きていくのに、時計が刻む時間を無視して生活するのはほぼ無理だろうと思う。でももしバケーションでカウアイ島を訪れることがあったら、ぜひ時計の刻む時間に左右されない時間を過ごしてみてほしいなと思う。 たとえばツアーなどでご案内させてもらう場合に、分刻みでスケジュールを決めて、見たい景色、出会いたいものを決めていらっしゃる方もいる。 もちろんそれはそれでかまわないし、ツアーコーディネーターとしては全力でご案内させていただく。 ただ思うのは、その予定通りに行かなかった場合に「がっかり」されている方を見ると、気の毒に思うし、もったいないな~とも思うのだ。 予定を立てた地点から地点に行くためにだけ動く。ビーチを楽しむ時間も分刻みで決まっていたり、それゆえに移動の車中では窓の景色を楽しめずにぐっすり寝てしまったりでは、ほんとうにもったいない。カウアイだけではなく自然がいっぱいの場所を訪ねて、予定調和な時間だけを持つというのは、高砂さんの言う“ 自然の速度を追いこす “ ということにつながることが多いように思う。 カウアイ島は感性を覚醒させるエネルギーに満ちている場所だと思う。 もしここを訪ねる機会があれば、忙しい暮らしの中で、気持ちの中で薄れてしまっている感覚、目に見えないものを愛でて感じる時間を持ってもらいたいなと思う。 そしてそういう時間や体験は、いま現在の忙しい生活の中に、何らかの風穴を開けてくれるスィッチになるかもしれないんじゃないだろうか。ハワイの自然・文化・歴史、ライフスタイルを語る