暑いですねー、なんだか年々、日本の夏は暑くなっているような気がします。ああ、涼しいところへ行きたいー、と言うことで、以前「涼しいところに行こう!」で、ハワイの涼しい場所を紹介させて頂きました。ハワイ島のキラウエアやマウナケア、カウアイ島のコケエ、マウイ島のハレアカラ、と標高の高い場所ばかりの紹介でしたが、山に登らなくても、ひんやり涼しい場所があります。それは洞窟です。

密林の中にある、サーストン・ラバ・チューブ
密林の中にある、サーストン・ラバ・チューブ

ハワイの洞窟、と言えば、有名なのはハワイ島のボルケーノ国立公園内にあるサーストン・ラバ・チューブ(ハワイ語の名前は、ナーフク)でしょう。サーストン・ラバ・チューブは、溶岩が流れた時にできる溶岩トンネル(注)です。さて、サーストン・ラバ・チューブは、ボルケーノ国立公園の人気スポットの一つ。アパパネが頭上を飛び交う密林を進んで行くと、漆黒の(と言っても照明設備あり)洞窟がぽっかりと現れる、という雰囲気満載だけれど、割合簡単にアクセスできて、らくちん探検にはぴったり、の場所です。しかし、昨年(2018年)の大規模な火山活動に伴う地震の影響を調査していて、2019年8月現在はまだ閉鎖中。同じく閉鎖中だったキラウエア・イキ・トレイルは一部が公開されたので、サーストン・ラバ・チューブの再公開も期待したいですね。

サーストン・ラバ・チューブの内部
サーストン・ラバ・チューブの内部

サーストン・ラバ・チューブに行けない今、他に行くことができる溶岩トンネルはないのでしょうか。ありますとも、ありますとも。ハワイ島ヒロのダウンタウンからワイアヌエヌエ・アベニューを西へ。Y字路をレインボー滝(ワイアヌエヌエ)方向ではなく、左側のサドル・ロードへと繋がる旧道を登っていきます。どんどん登って住宅地を抜け、道がクネクネしだして、家がまばらになってきた辺りに、溶岩トンネルのカウマナ・ケイブがあります。入り口に「KAUMANA CAVES」の看板がありますが、注意していないと通り過ぎてしまいそうな場所です。道を挟んだ駐車スペースに、カウマナ・ケイブに来た観光客の車が停まっていることが多いので、それが目印になるかもしれません。

急な階段を降りてカウマナ・ケイブへ
急な階段を降りてカウマナ・ケイブへ

カウマナ・ケイブは、1880年から1881年に起きたマウナ・ロアの噴火でできた溶岩トンネルです。静かに見えるマウナ・ロアは、大規模な噴火を繰り返している火山で、最近では1984年に大きな火山活動がありました。カウマナ・ケイブを作った溶岩流は、1881年にヒロのすぐ近くまで押し寄せたそうです。さて、「KAUMANA CAVES」の看板のすぐ裏手にある、階段を降りてみましょう。急な階段を慎重に降りると、もうそこはカウマナ・ケイブの入り口です。

植物に覆われた洞窟の入り口
植物に覆われた洞窟の入り口

階段の下には左右両方に洞窟の入り口があります。どちらも中に入ることができますが、左側の洞窟は入り口を見た様子でも、小さい感じです。中に入ると、天井も低めで、圧迫感を感じます。振り返ると、洞窟の入り口から見える植物が、光の中で眩しく見えました。当たり前のようですが、洞窟の中は本当に真っ暗です。この時、小さなペンライトと、スマートフォンしか光源を持ってこなかった私は、激しく後悔していました。実は、だいぶ前にカウマナ・ケイブに来た時は、全く光源を持っていなかったので、入り口付近をうろうろして帰ったのですが、その時の経験が全く生かされていませんでした、ああ。

真っ暗な洞窟からは、外の光が特に眩しく見えます
真っ暗な洞窟からは、外の光が特に眩しく見えます

気を取り直して、右側の洞窟も探検してみましょう。右側の洞窟は、外から見た様子からも、規模の大きさが伺えます。入り口にカーテンのように垂れ下がる植物の根をくぐって、地下に潜るように進みますが、足元の岩が濡れて滑りやすいので、少し注意が必要です。左側の洞窟に比べると、入り口付近は、天井も高く、それほど圧迫感はありませんが、この先には天井も低く狭い場所もあるそう。でも、手持ちの光源が暗いので、先に進むことができません。大型懐中電灯を持って、奥へと進んでいくグループを見送るばかりです、あああ。ところで洞窟は涼しいでしょうか? 確かにひんやりしますが、湿度がかなり高く、来ている服もじんわり湿ってくる感じです。カウマナ ・ケイブは、何キロも続く、本格探検洞窟なので、探検するぞ! という方は、万全の準備をお勧めします。また、大雨の後などには、水が溜まることもあるそうなので、注意が必要です。でも、入り口付近をうろうろするだけでも、探検気分が楽しめました。

景色のよいロイヤル・コナ・コーヒー・センター
景色のよいロイヤル・コナ・コーヒー・センター

カウマナ ・ケイブより、もっと簡単に入れる溶岩洞窟はないのでしょうか。ふふふ、ありますとも、ありますとも。ハワイ島のキャプテン・クックにあるロイヤル・コナ・コーヒー・センター内に、公開されている溶岩トンネルがあるのです。ロイヤル・コナ・コーヒー・センターは、コーヒーの試飲もできるショップから見る眺めが絶景、ということは有名でも、見学路の中に溶岩トンネルがあることは、案外知られていないようです。トンネルの長さは短めですが、溶岩鍾乳(注)も見つかる、なかなかに溶岩トンネルを堪能できる場所、しかも足元は整備されているし、照明(クリスマスっぽい電飾)も完備! サーストン・ラバ・チューブでは、ちょっと泣きべその小さなお子さんを、時々見かけたりしましたが、ここならきっと大丈夫でしょう! コナ・コーヒーを買う時は、洞窟探検も忘れずに。

ロイヤル・コナ・コーヒー・センター内の溶岩トンネル。写真左上に溶岩鍾乳が見えます
ロイヤル・コナ・コーヒー・センター内の溶岩トンネル。写真左上に溶岩鍾乳が見えます

(注)溶岩トンネルとは何か? は、近藤先生の特集「地底の世界(2)」を、溶岩鍾乳については、「観光洞窟』を、ご覧ください。

ROYAL KONA COFFEE CENTER
83-5427 Mamalahoa Hwy, Captain Cook, BIG ISLAND

洞窟を探検しよう!<ハワイ島>https://www.holoholo.world/kawaraban/wp-content/uploads/2019/08/hawaiibiyori251.jpghttps://www.holoholo.world/kawaraban/wp-content/uploads/2019/08/hawaiibiyori251-150x150.jpgNOPUハワイ日和カウマナ・ケイブ,キラウエア・イキ・トレイル,サーストン・ラバ・チューブ,ハワイ,ボルケーノ国立公園,ロイヤル・コナ・コーヒー・センター,探検,洞窟,溶岩トンネル暑いですねー、なんだか年々、日本の夏は暑くなっているような気がします。ああ、涼しいところへ行きたいー、と言うことで、以前「涼しいところに行こう!」で、ハワイの涼しい場所を紹介させて頂きました。ハワイ島のキラウエアやマウナケア、カウアイ島のコケエ、マウイ島のハレアカラ、と標高の高い場所ばかりの紹介でしたが、山に登らなくても、ひんやり涼しい場所があります。それは洞窟です。 ハワイの洞窟、と言えば、有名なのはハワイ島のボルケーノ国立公園内にあるサーストン・ラバ・チューブ(ハワイ語の名前は、ナーフク)でしょう。サーストン・ラバ・チューブは、溶岩が流れた時にできる溶岩トンネル(注)です。さて、サーストン・ラバ・チューブは、ボルケーノ国立公園の人気スポットの一つ。アパパネが頭上を飛び交う密林を進んで行くと、漆黒の(と言っても照明設備あり)洞窟がぽっかりと現れる、という雰囲気満載だけれど、割合簡単にアクセスできて、らくちん探検にはぴったり、の場所です。しかし、昨年(2018年)の大規模な火山活動に伴う地震の影響を調査していて、2019年8月現在はまだ閉鎖中。同じく閉鎖中だったキラウエア・イキ・トレイルは一部が公開されたので、サーストン・ラバ・チューブの再公開も期待したいですね。 サーストン・ラバ・チューブに行けない今、他に行くことができる溶岩トンネルはないのでしょうか。ありますとも、ありますとも。ハワイ島ヒロのダウンタウンからワイアヌエヌエ・アベニューを西へ。Y字路をレインボー滝(ワイアヌエヌエ)方向ではなく、左側のサドル・ロードへと繋がる旧道を登っていきます。どんどん登って住宅地を抜け、道がクネクネしだして、家がまばらになってきた辺りに、溶岩トンネルのカウマナ・ケイブがあります。入り口に「KAUMANA CAVES」の看板がありますが、注意していないと通り過ぎてしまいそうな場所です。道を挟んだ駐車スペースに、カウマナ・ケイブに来た観光客の車が停まっていることが多いので、それが目印になるかもしれません。 カウマナ・ケイブは、1880年から1881年に起きたマウナ・ロアの噴火でできた溶岩トンネルです。静かに見えるマウナ・ロアは、大規模な噴火を繰り返している火山で、最近では1984年に大きな火山活動がありました。カウマナ・ケイブを作った溶岩流は、1881年にヒロのすぐ近くまで押し寄せたそうです。さて、「KAUMANA CAVES」の看板のすぐ裏手にある、階段を降りてみましょう。急な階段を慎重に降りると、もうそこはカウマナ・ケイブの入り口です。 階段の下には左右両方に洞窟の入り口があります。どちらも中に入ることができますが、左側の洞窟は入り口を見た様子でも、小さい感じです。中に入ると、天井も低めで、圧迫感を感じます。振り返ると、洞窟の入り口から見える植物が、光の中で眩しく見えました。当たり前のようですが、洞窟の中は本当に真っ暗です。この時、小さなペンライトと、スマートフォンしか光源を持ってこなかった私は、激しく後悔していました。実は、だいぶ前にカウマナ・ケイブに来た時は、全く光源を持っていなかったので、入り口付近をうろうろして帰ったのですが、その時の経験が全く生かされていませんでした、ああ。 気を取り直して、右側の洞窟も探検してみましょう。右側の洞窟は、外から見た様子からも、規模の大きさが伺えます。入り口にカーテンのように垂れ下がる植物の根をくぐって、地下に潜るように進みますが、足元の岩が濡れて滑りやすいので、少し注意が必要です。左側の洞窟に比べると、入り口付近は、天井も高く、それほど圧迫感はありませんが、この先には天井も低く狭い場所もあるそう。でも、手持ちの光源が暗いので、先に進むことができません。大型懐中電灯を持って、奥へと進んでいくグループを見送るばかりです、あああ。ところで洞窟は涼しいでしょうか? 確かにひんやりしますが、湿度がかなり高く、来ている服もじんわり湿ってくる感じです。カウマナ ・ケイブは、何キロも続く、本格探検洞窟なので、探検するぞ! という方は、万全の準備をお勧めします。また、大雨の後などには、水が溜まることもあるそうなので、注意が必要です。でも、入り口付近をうろうろするだけでも、探検気分が楽しめました。 カウマナ ・ケイブより、もっと簡単に入れる溶岩洞窟はないのでしょうか。ふふふ、ありますとも、ありますとも。ハワイ島のキャプテン・クックにあるロイヤル・コナ・コーヒー・センター内に、公開されている溶岩トンネルがあるのです。ロイヤル・コナ・コーヒー・センターは、コーヒーの試飲もできるショップから見る眺めが絶景、ということは有名でも、見学路の中に溶岩トンネルがあることは、案外知られていないようです。トンネルの長さは短めですが、溶岩鍾乳(注)も見つかる、なかなかに溶岩トンネルを堪能できる場所、しかも足元は整備されているし、照明(クリスマスっぽい電飾)も完備! サーストン・ラバ・チューブでは、ちょっと泣きべその小さなお子さんを、時々見かけたりしましたが、ここならきっと大丈夫でしょう! コナ・コーヒーを買う時は、洞窟探検も忘れずに。 (注)溶岩トンネルとは何か? は、近藤先生の特集「地底の世界(2)」を、溶岩鍾乳については、「観光洞窟』を、ご覧ください。 ROYAL KONA COFFEE CENTER 83-5427 Mamalahoa Hwy, Captain Cook, BIG ISLANDハワイの自然・文化・歴史、ライフスタイルを語る