ノース・ショアに行こう!、と言ってもオアフ島ではなく、カウアイ島の北海岸のことです。カウアイ島のノース・ショアは、ハワイの中でも屈指の景勝地、と私は思っています。そのカウアイ島ノース・ショアは昨年(2018年)4月、大雨に伴う洪水に襲われました。これまでもカウアイ島のノース・ショアでは、何度も洪水が起きていましたが、昨年の洪水の被害は甚大だったようです。ノース・ショアの中心地、ハナレイでも多くの家や店舗が水に浸かり、その先の美しいビーチがいくつも続く道は、通行禁止になりました。先月やっと、ノース・ショアへのアクセスが許可されましたが、長かったですね。ただ、全てが今まで通り、というわけではなさそうです。

カウアイ島ノース・ショアにあるケエ・ビーチ。波が穏やかなので、シュノーケルに最適
カウアイ島ノース・ショアにあるケエ・ビーチ。波が穏やかなので、シュノーケルに最適

カウアイ島で大人気のケエ・ビーチがあるハエナ州立公園は、観光客の駐車場利用が有料となり、ネットからの予約制になりました。現在、駐車場のキャパシティはそれほど大きくないので、予約できなかった、という人には新たに運行されたシャトルバスを利用することになります。シャトルバスは、プリンスヴィル地区やハナレイ地区と、ハエナ州立公園を往復するバスで、乗車チケットはネットから購入し、乗りたい便を予約することができます。このシャトルバスは空きがあれば予約なしでも乗れますが、こちらも定員がそれほど多くないので、予約をしたほうが良いようです。(注)

ノース・ショアのビーチへの入り口の街、ハナレイ。ここから先は商店はほとんどありません
ノース・ショアのビーチへの入り口の街、ハナレイ。ここから先は商店はほとんどありません

駐車場の予約制と、シャトルバスの導入は、洪水で壊れた道路などの工事が、まだ途中であることも一因のようですが、何よりカウアイ島のノースショアに集まる人が、あまりにも多いことが理由でしょう。ノースショアの道路の行き止まりにあるケエ・ビーチと、ケエ・ビーチを起点とするカララウ・トレイルは、以前から人気の場所でした。しかし年々混雑が激しくなり、ここ数年は、かなり早朝に行かないと、ケエ・ビーチの駐車場には空きスペースがない、という状態だったからです。そんな大人気のカウアイ島のノース・ショアがどんなところか、ちょっと駆け足でご紹介しましょう。

ルマハイ・ビーチの夕暮れ。潮も早く、冬は特に大波になる
ルマハイ・ビーチの夕暮れ。潮も早く、冬は特に大波になる

まずは、ハナレイから西へ。ハナレイ湾を過ぎ、崖沿いの坂道を登りきった辺りに、ルマハイ・ビーチへのアクセス路があります。ルマハイ・ビーチは、カウアイ島の絵葉書やカレンダーの撮影にも使われる、美しいビーチの一つです。あまり人がいないので、ビーチで写真を撮ったり、散策したりするのにいい場所ですが、遊泳には適していません。波が荒く、波打ち際に立っていて、波にさらわれることもあるそう。危険なビーチ、と言われているので、注意が必要です。

ワン・レーン・ブリッジが続く道。対向車と譲り合ってドライブ
ワン・レーン・ブリッジが続く道。対向車と譲り合ってドライブ

西へ西へと向かう道は、細く曲がりくねりながら崖沿いに続いています。更に、道路にかかる橋の多くは、ワン・レーン・ブリッジ(交互通行の橋)がほとんど。対向車と道を譲り合いながら通行するワン・レーン・ブリッジですが、ワン・レーン・ブリッジが3つ連なっている地点もあって、なかなかにタイミングが難しい。これらのワン・レーン・ブリッジも、洪水で大きなダメージを受けたそうです。更にどんどん進んで、ハエナ・ビーチまでやってきました。

ハエナ・ビーチから見る、ナ・パリの夕景
ハエナ・ビーチから見る、ナ・パリの夕景

ハエナは人気のビーチ・スポットですが、ハワイの伝説がいくつも残る場所でもあります。サーファーが多いハエナ・ビーチの道路を挟んだ向かい、山側にあるのがマニニホロ洞窟。この洞窟は、メネフネというハワイに住んでいた身体の小さい人々が、モーというハワイの竜を殺した場所、だそうです。ハエナには他にも洞窟があり、海と地下で繋がっている池がある洞窟もあります。ハエナ・ビーチに戻りましょう。シュノーケルをするなら、ハエナ・ビーチから海岸を東に4、5分歩いたマクア・ビーチ、通称タネルズ(トンネルズ)・ビーチがオススメです。カウアイ島のナ・パリと呼ばれる北岸に沈む夕陽がきれいな、撮影スポットでもあるので、夕方にウェディング・フォトを撮っている新郎新婦を、よく見かけました。

カララウ・トレイルをハイキング。青い海と緑のナ・パリのコントラストを楽しみながら歩く
カララウ・トレイルをハイキング。青い海と緑のナ・パリのコントラストを楽しみながら歩く

さて、ノースショアの終点は、いよいよケエ・ビーチ! ケエ・ビーチは、リーフに囲まれた穏やかな入江です。ビーチを取り巻く木々が適度な日陰を作っているので、いつまでも海岸でごろごろしていられます。波があまりなく、浅瀬でもたくさん魚がいるので、シュノーケルをするのにも最適です。ケエ・ビーチから始まるカララウ・トレイルは、ナ・パリの険しい崖に沿って歩く、世界中のハイカーが憧れる場所。車では行くことができないカウアイ島の北岸と、紺碧の海との絶景を眺めながらのトレッキングは、大人気です。初心者ハイカーでも頑張れる、2マイル(3.2km)ほど離れたハナカピアイ・ビーチを目標に歩く人が多く、ハイキングの後はシュノーケルでクールダウン、そしてビーチでまったり・・と、一日中遊べます。うーん、みんながケエ・ビーチで遊びたいのも当然ですよね。

新しいルールができましたが、カウアイ島のノース・ショアが洪水から回復し、いつまでもきれいなままだといいな。
(注)ハエナ州立公園の駐車場とシャトルバスについては、最新の情報をハワイ州州立公園のウェブ・サイトでご確認ください。
https://dlnr.hawaii.gov/dsp/parks/kauai/haena-state-park/

ノース・ショアに行こう!<カウアイ島>https://www.holoholo.world/kawaraban/wp-content/uploads/2019/07/hawaiibiyori250.jpghttps://www.holoholo.world/kawaraban/wp-content/uploads/2019/07/hawaiibiyori250-150x150.jpgNOPUハワイ日和カウアイ島,カララウ・トレイル,ケエ・ビーチ,シャトルバス,タネルズ・ビーチ,ナ・パリ,ハエナ・ビーチ,ハエナ州立公園,ハナカピアイ・ビーチ,ハナレイ,プリンスヴィル,マクアビーチ,マニニホロ洞窟,ルマハイ・ビーチノース・ショアに行こう!、と言ってもオアフ島ではなく、カウアイ島の北海岸のことです。カウアイ島のノース・ショアは、ハワイの中でも屈指の景勝地、と私は思っています。そのカウアイ島ノース・ショアは昨年(2018年)4月、大雨に伴う洪水に襲われました。これまでもカウアイ島のノース・ショアでは、何度も洪水が起きていましたが、昨年の洪水の被害は甚大だったようです。ノース・ショアの中心地、ハナレイでも多くの家や店舗が水に浸かり、その先の美しいビーチがいくつも続く道は、通行禁止になりました。先月やっと、ノース・ショアへのアクセスが許可されましたが、長かったですね。ただ、全てが今まで通り、というわけではなさそうです。 カウアイ島で大人気のケエ・ビーチがあるハエナ州立公園は、観光客の駐車場利用が有料となり、ネットからの予約制になりました。現在、駐車場のキャパシティはそれほど大きくないので、予約できなかった、という人には新たに運行されたシャトルバスを利用することになります。シャトルバスは、プリンスヴィル地区やハナレイ地区と、ハエナ州立公園を往復するバスで、乗車チケットはネットから購入し、乗りたい便を予約することができます。このシャトルバスは空きがあれば予約なしでも乗れますが、こちらも定員がそれほど多くないので、予約をしたほうが良いようです。(注) 駐車場の予約制と、シャトルバスの導入は、洪水で壊れた道路などの工事が、まだ途中であることも一因のようですが、何よりカウアイ島のノースショアに集まる人が、あまりにも多いことが理由でしょう。ノースショアの道路の行き止まりにあるケエ・ビーチと、ケエ・ビーチを起点とするカララウ・トレイルは、以前から人気の場所でした。しかし年々混雑が激しくなり、ここ数年は、かなり早朝に行かないと、ケエ・ビーチの駐車場には空きスペースがない、という状態だったからです。そんな大人気のカウアイ島のノース・ショアがどんなところか、ちょっと駆け足でご紹介しましょう。 まずは、ハナレイから西へ。ハナレイ湾を過ぎ、崖沿いの坂道を登りきった辺りに、ルマハイ・ビーチへのアクセス路があります。ルマハイ・ビーチは、カウアイ島の絵葉書やカレンダーの撮影にも使われる、美しいビーチの一つです。あまり人がいないので、ビーチで写真を撮ったり、散策したりするのにいい場所ですが、遊泳には適していません。波が荒く、波打ち際に立っていて、波にさらわれることもあるそう。危険なビーチ、と言われているので、注意が必要です。 西へ西へと向かう道は、細く曲がりくねりながら崖沿いに続いています。更に、道路にかかる橋の多くは、ワン・レーン・ブリッジ(交互通行の橋)がほとんど。対向車と道を譲り合いながら通行するワン・レーン・ブリッジですが、ワン・レーン・ブリッジが3つ連なっている地点もあって、なかなかにタイミングが難しい。これらのワン・レーン・ブリッジも、洪水で大きなダメージを受けたそうです。更にどんどん進んで、ハエナ・ビーチまでやってきました。 ハエナは人気のビーチ・スポットですが、ハワイの伝説がいくつも残る場所でもあります。サーファーが多いハエナ・ビーチの道路を挟んだ向かい、山側にあるのがマニニホロ洞窟。この洞窟は、メネフネというハワイに住んでいた身体の小さい人々が、モーというハワイの竜を殺した場所、だそうです。ハエナには他にも洞窟があり、海と地下で繋がっている池がある洞窟もあります。ハエナ・ビーチに戻りましょう。シュノーケルをするなら、ハエナ・ビーチから海岸を東に4、5分歩いたマクア・ビーチ、通称タネルズ(トンネルズ)・ビーチがオススメです。カウアイ島のナ・パリと呼ばれる北岸に沈む夕陽がきれいな、撮影スポットでもあるので、夕方にウェディング・フォトを撮っている新郎新婦を、よく見かけました。 さて、ノースショアの終点は、いよいよケエ・ビーチ! ケエ・ビーチは、リーフに囲まれた穏やかな入江です。ビーチを取り巻く木々が適度な日陰を作っているので、いつまでも海岸でごろごろしていられます。波があまりなく、浅瀬でもたくさん魚がいるので、シュノーケルをするのにも最適です。ケエ・ビーチから始まるカララウ・トレイルは、ナ・パリの険しい崖に沿って歩く、世界中のハイカーが憧れる場所。車では行くことができないカウアイ島の北岸と、紺碧の海との絶景を眺めながらのトレッキングは、大人気です。初心者ハイカーでも頑張れる、2マイル(3.2km)ほど離れたハナカピアイ・ビーチを目標に歩く人が多く、ハイキングの後はシュノーケルでクールダウン、そしてビーチでまったり・・と、一日中遊べます。うーん、みんながケエ・ビーチで遊びたいのも当然ですよね。 新しいルールができましたが、カウアイ島のノース・ショアが洪水から回復し、いつまでもきれいなままだといいな。 (注)ハエナ州立公園の駐車場とシャトルバスについては、最新の情報をハワイ州州立公園のウェブ・サイトでご確認ください。 https://dlnr.hawaii.gov/dsp/parks/kauai/haena-state-park/ハワイの自然・文化・歴史、ライフスタイルを語る