こんにちは。
今回で「アロハカワラ版」が200号を迎えるのとのこと、編集作業や運営にあたって来られたスタッフのみなさん、読者のみなさんに祝福を込めて、アロハの気持ちを送らせていただきたいと思います。

カウアイ島のシンボルフラワーであるモキハナとマイレで作成したレイ(写真提供:近藤純夫氏)
カウアイ島のシンボルフラワーであるモキハナとマイレで作成したレイ(写真提供:近藤純夫氏)

私はいま、ドイツにいます。
日本での2週間のレッスンとワークショップ、スイスでのレッスンとワークショップを終えて、4日前にドイツに入りました。「Teisendorf(タイセンドルフ)」と言う町で行われている「ハワイアン・フェスティバル」にて、ワークショップとフラとハワイアン・ミュージックのコンサートをするために招待をいただいたからです。カウアイを発ったのが4月末 …カウアイでの暮らしがはるか遠くに感じられます。

宿泊しているホテルの窓外には間もなく夏を迎えようとしている自然が色鮮やかに広がり、たっぷりと茂る緑の中にさまざまな色の花が咲き誇り、少し遠景にはアルプスの山々の連なり。とてもキレイなところです。「ハワイアン・フェスティバル」には、ドイツをはじめ、ヨーロッパ各地から多くの人がワークショップを受けに集まります。参加者の中心はロミ(ロミロミマッサージ)のプラクティショナー。その中に、フラやハワイの文化、精神性、チャンティングなどをシェアするワークショップが組み込まれています。

こんなに美しく膨大な自然に囲まれた場所に住んでいて、どうして多くの人がハワイに惹かれるのか。ヨーロッパに暮らすフラシスターに聞いてみたところ、「過去、教会がパワーを持っていた時代が長く続いたことや戦争が大きく影響して、自分たちのルーツや精神性をなくしてしまったと感じる人が多いの。豊かな自然に囲まれながら、そういう自然とのつながりを感じられずに暮らす人が多い。それからヨーロッパの人間は頭でっかちで感じるという機能を失っている。ハワイにはそれがあると思う。フラを学ぶ過程で、自分たちのルーツや昔はあったであろう精神性を取り戻したい。自分らしくいれるように自分のバランスを立て直したい。その方法を探る鍵がハワイ文化の中にあると思うの」というようなコメントが返ってきました。

ホーイケ(写真提供:近藤純夫氏
ホーイケ(写真提供:近藤純夫氏

「ハワイアン・フェスティバル」は毎年この時期に行われ、開催期間は3日間。ドイツの片隅の小さな町、そのまた一画のホテル施設がハワイな時間で埋まる3日間です。ドイツから、ヨーロッパ各地から多くのロミやフラのプラクティショナーが集い、その日の終わりには「Aloha Oe」をみんなで合唱するような日々です。
フラシスからのコメントの通り、たしかにドイツの人たちは”精神性”というものを必死で探しているように感じられます。日本でフラを学んでいる人の中にもそういう人がたくさんいるのではないでしょうか。

カウアイの暮らしの中では、”アロハ”ってなんなんだろう … ということに思いを巡らせる機会が多くあります。観光者、訪問者であった時にはとても簡単に感じられたように思う”アロハ”。カウアイに移住して、島での暮らしが日常のものになってからは、生活のここそこに”アロハ”でないものに接する機会もたくさんあるのが現実です。

ALOHA begin with me…
アロハな心は自分の中から始まる

思いを巡らせた結果、たどり着くのはいつもこの言葉です。
飛行機に乗って片道10時間以上の旅をしなくても、
ハワイに関する情報をあさって集めなくても、
かたっぱしから精神性に関する本を漁って読まなくても、
自分の心の中心にアロハな気持ちがあれば、お金や時間をかけて遠くまで出かけなくても、アロハはいつも自分の心の中にあるのだろうと思います。(もちろんこうした作業を経て得るものの大きさも十分にあると思っています!)

けれど、けれど。忙しい暮らしの中では、人を思いやることだったり、少し相手の気持ちや立場になってモノを見ることだったり、自分と考えの違う人に気持ちを寄せることだったり … 何よりも、いまいる時間の中に没頭して”瞬間に身を置く”ということはなかなかにムズカしいことだったりしますよね。
そんな時にスイッチを押すとポンっとともる灯りのように、心身をユルめてくれるのがハワイという場所であり、ゆるりとした風や人々の在り方なのかなぁと思います。

クム(写真提供:近藤純夫氏)
クム(写真提供:近藤純夫氏)

ドイツの小さな町の片隅で体験するハワイ。ハワイの歌を合唱し、フラを踊り、賑やかな喧噪はいつまでも続きます。ウクレレの音に混じるのがアコーディオンだったりするところがとてもヨーロッパな感じで新鮮です。このプログラムに参加して、少し心身をユルめて、また何時間もの道のりをかけて家路につき、日常へとみんな帰っていくわけです。日本でのフラの時間が終わる時にも、「あー、明日からまた日常が戻って来るー」と日本のフラシスターがつぶやいていました。

明後日にはここドイツを経ち、日本を経由してハワイに戻ります。それぞれの場所でのフラの時間を堪能しながらも、一ヶ月ぶりに戻るカウアイの我が家に帰れる日を指折り数えている自分がいます。

200号を迎えるにあたって、祝福の気持ちを込めてもう一度…
ALOHA begin with me …
アロハな心は自分の中から始まる

この言葉をみなさんにシェアさせていただければと思います。
100人の人がいれば、100通りの”アロハの在り方”があるのかもしれません。
けれど、人としてどうあるべきか、”アロハで在る”ってどういうことなんだろうと考える機会を持つことは、自分という人間を知る上でとても楽しい作業ではないかなーと思います。私にとって”アロハで在る”ということはとてもシンプルで、けれど実践するのはなかなか簡単ではないことです。みなさんにとっての”アロハの在り方”はどうでしょうか。

いま、夜の9時を過ぎてやっと空が暗くなり始めました。朝陽の上がるのが5時半。心地よく寝不足の日々はあと少し続きます。

ミノリのカウアイ日記:ハワイアン・タイム in ヨーロッパ、ふたたびhttps://www.holoholo.world/kawaraban/wp-content/uploads/2015/10/AY_1879.jpghttps://www.holoholo.world/kawaraban/wp-content/uploads/2015/10/AY_1879-150x150.jpgミノリ エヴァンスカウアイ日記ドイツ,フラ,ヨーロッパこんにちは。 今回で「アロハカワラ版」が200号を迎えるのとのこと、編集作業や運営にあたって来られたスタッフのみなさん、読者のみなさんに祝福を込めて、アロハの気持ちを送らせていただきたいと思います。 私はいま、ドイツにいます。 日本での2週間のレッスンとワークショップ、スイスでのレッスンとワークショップを終えて、4日前にドイツに入りました。「Teisendorf(タイセンドルフ)」と言う町で行われている「ハワイアン・フェスティバル」にて、ワークショップとフラとハワイアン・ミュージックのコンサートをするために招待をいただいたからです。カウアイを発ったのが4月末 …カウアイでの暮らしがはるか遠くに感じられます。 宿泊しているホテルの窓外には間もなく夏を迎えようとしている自然が色鮮やかに広がり、たっぷりと茂る緑の中にさまざまな色の花が咲き誇り、少し遠景にはアルプスの山々の連なり。とてもキレイなところです。「ハワイアン・フェスティバル」には、ドイツをはじめ、ヨーロッパ各地から多くの人がワークショップを受けに集まります。参加者の中心はロミ(ロミロミマッサージ)のプラクティショナー。その中に、フラやハワイの文化、精神性、チャンティングなどをシェアするワークショップが組み込まれています。 こんなに美しく膨大な自然に囲まれた場所に住んでいて、どうして多くの人がハワイに惹かれるのか。ヨーロッパに暮らすフラシスターに聞いてみたところ、「過去、教会がパワーを持っていた時代が長く続いたことや戦争が大きく影響して、自分たちのルーツや精神性をなくしてしまったと感じる人が多いの。豊かな自然に囲まれながら、そういう自然とのつながりを感じられずに暮らす人が多い。それからヨーロッパの人間は頭でっかちで感じるという機能を失っている。ハワイにはそれがあると思う。フラを学ぶ過程で、自分たちのルーツや昔はあったであろう精神性を取り戻したい。自分らしくいれるように自分のバランスを立て直したい。その方法を探る鍵がハワイ文化の中にあると思うの」というようなコメントが返ってきました。 「ハワイアン・フェスティバル」は毎年この時期に行われ、開催期間は3日間。ドイツの片隅の小さな町、そのまた一画のホテル施設がハワイな時間で埋まる3日間です。ドイツから、ヨーロッパ各地から多くのロミやフラのプラクティショナーが集い、その日の終わりには「Aloha Oe」をみんなで合唱するような日々です。 フラシスからのコメントの通り、たしかにドイツの人たちは”精神性”というものを必死で探しているように感じられます。日本でフラを学んでいる人の中にもそういう人がたくさんいるのではないでしょうか。 カウアイの暮らしの中では、”アロハ”ってなんなんだろう … ということに思いを巡らせる機会が多くあります。観光者、訪問者であった時にはとても簡単に感じられたように思う”アロハ”。カウアイに移住して、島での暮らしが日常のものになってからは、生活のここそこに”アロハ”でないものに接する機会もたくさんあるのが現実です。 ALOHA begin with me… アロハな心は自分の中から始まる 思いを巡らせた結果、たどり着くのはいつもこの言葉です。 飛行機に乗って片道10時間以上の旅をしなくても、 ハワイに関する情報をあさって集めなくても、 かたっぱしから精神性に関する本を漁って読まなくても、 自分の心の中心にアロハな気持ちがあれば、お金や時間をかけて遠くまで出かけなくても、アロハはいつも自分の心の中にあるのだろうと思います。(もちろんこうした作業を経て得るものの大きさも十分にあると思っています!) けれど、けれど。忙しい暮らしの中では、人を思いやることだったり、少し相手の気持ちや立場になってモノを見ることだったり、自分と考えの違う人に気持ちを寄せることだったり … 何よりも、いまいる時間の中に没頭して”瞬間に身を置く”ということはなかなかにムズカしいことだったりしますよね。 そんな時にスイッチを押すとポンっとともる灯りのように、心身をユルめてくれるのがハワイという場所であり、ゆるりとした風や人々の在り方なのかなぁと思います。 ドイツの小さな町の片隅で体験するハワイ。ハワイの歌を合唱し、フラを踊り、賑やかな喧噪はいつまでも続きます。ウクレレの音に混じるのがアコーディオンだったりするところがとてもヨーロッパな感じで新鮮です。このプログラムに参加して、少し心身をユルめて、また何時間もの道のりをかけて家路につき、日常へとみんな帰っていくわけです。日本でのフラの時間が終わる時にも、「あー、明日からまた日常が戻って来るー」と日本のフラシスターがつぶやいていました。 明後日にはここドイツを経ち、日本を経由してハワイに戻ります。それぞれの場所でのフラの時間を堪能しながらも、一ヶ月ぶりに戻るカウアイの我が家に帰れる日を指折り数えている自分がいます。 200号を迎えるにあたって、祝福の気持ちを込めてもう一度… ALOHA begin with me … アロハな心は自分の中から始まる この言葉をみなさんにシェアさせていただければと思います。 100人の人がいれば、100通りの”アロハの在り方”があるのかもしれません。 けれど、人としてどうあるべきか、”アロハで在る”ってどういうことなんだろうと考える機会を持つことは、自分という人間を知る上でとても楽しい作業ではないかなーと思います。私にとって”アロハで在る”ということはとてもシンプルで、けれど実践するのはなかなか簡単ではないことです。みなさんにとっての”アロハの在り方”はどうでしょうか。 いま、夜の9時を過ぎてやっと空が暗くなり始めました。朝陽の上がるのが5時半。心地よく寝不足の日々はあと少し続きます。ハワイの自然・文化・歴史、ライフスタイルを語る