皆様アローハ!

さて、ハワイ島ワイメアでは、毎年2月にチェリー・ブロッサム・ヘリテージ・フェスティバルが開催されます。その一部で、2年に1度、ハワイアンキルト展も開催されます。私は3回目の「Ka Hui Kapa Apana O Waimea」のキルトクラブのキルト展でしたが、今回初めてメンバーとして参加することができました! まだまだメンバーになって8ヶ月ですが、たくさんのアンティ達から色々な事を学んでいます。そのときの様子をご紹介しましょう。

ワイメア・チェリー・ブロッサム・ヘリテージ・フェスティバルで咲いている桜の花
ワイメア・チェリー・ブロッサム・ヘリテージ・フェスティバルで咲いている桜の花

今年第22回目のワイメア・チェリー・ブロッサム・ヘリテージ・フェスティバルが2月7日に開催されました。ワイメアでは大きなお祭りとなっています。名前の通りワイメアには、日系の人たちが中心となり、また地元の寄付やボランティアに支えられ、桜の木が約75本植えられています。マウナケア山の麓、ワイメアの街では、ワイキキを代表するハワイでは見られないような四季が感じられます。1月の寒い季節を超え、毎年2月の始めには桜の花が咲きます。はじめは白い花だったようですが、年月を重ね、現在のピンクの桜が咲くようになりました。

ワイメアのフェスティバルはとってもローカルです
ワイメアのフェスティバルはとってもローカルです

多数の人種が暮らすハワイではヘリテージ・フェスティバル=豊かな、文化的交流フェスティバル=と題し毎年多様な催しを開催しています。ハワイアン・ミュージックあり、日本茶のティーセレモニーあり、フードテントありと、小さなワイメアの街が大賑わいになります。その中の一環に、2年に1度ハワイアンキルトのテーマのみで開催される貴重な「Ka Hui Kapa Apana O Waimea」(ワイメアにキルトをしに集まりましょう!)クラブのキルト展があります。

ハワイアンキルトでの功績を称えられ表彰されたドロシー・バデューアさんとラング・ラングというキルトの作品の前で “Lang Lang” was appliqued and quilted by Dorothy Badua.
ハワイアンキルトでの功績を称えられ表彰されたドロシー・バデューアさんとラング・ラングというキルトの作品の前で
“Lang Lang” was appliqued and quilted by Dorothy Badua.

今年はハワイ州議会により、長年キルトクラブのメンバーである、ドロシー・バデューアさんがその功績を表彰されました。長年に渡り、ハワイアンキルトの永続とキルト展の開催に多大な貢献をされ、ハワイ島市長から表彰状を受けられました。ドロシーさんはハワイ島ククイハエレで生まれ、小さい頃からお母さんのハワイアンキルトを見ながら育ちました。ですが、8年生の時にお母さんが亡くなり、親戚の家に身を寄せ、結婚されてからはオアフ島にしばらく住まれていました。1983年にハワイ島に戻られてから、ハワイアンキルトの事を思い出し、シャロン・バライさんに感銘を受け、このキルトクラブに所属しました。一番最初に完成されたキルトは「Ka Makani O Waimea 」というクラブに保管されているパターンを使い完成しました。現在までに20枚(大きなキルト)を作られているということです。

キルターのお母さんは、他の人とはパターンをシェアしないという風習を守り、ハワイアンキルト1枚を完成させるたびに(この頃は皆さん大きなベッドサイズのキルトばかり作っていた)そのパターンを燃やしていたということです。そのくらい1950年代のハワイアンキルト作りは盛んでした。また作り手が亡くなると、その作品であるキルトも燃やされて処分されたということです。パターン(デザイン)をコピーするということは、泥棒と同じ罪だったと言われます。今では昔からある貴重なデザインをクラブの仲間で共用できるまで、オープンになったということになりますね。ハワイアンキルトの歴史はディープです。

マノアの森のキルトと
マノアの森のキルトと

私もメンバーになり初めてのキルト展でしたので、2年前にトレースしたデザインの作品がなく、今までに作ったマノアの森のキルトを展示しました。皆さんのキルトはほとんどがキングベッドサイズなので、私のベッドカバーは小さく見えてしまいます。日本とハワイの温度差があるのはここですね。ハワイの地元の人たちはほぼ大きなキルトしか作りません。日本だと飾る場所やベッドのサイズなどで、大きなキルトを作る方が少ないですね。私は伝統的なキルトを伝承していきたいと思っているので、やはり大きなキルトを作ることをおすすめしたいと思っています。そして大きなキルトはハワイアンキルトの醍醐味だと信じています。

トレース・ステーションでは伝統的なキルトパターンをトレースできます
トレース・ステーションでは伝統的なキルトパターンをトレースできます

トレース・ステーションでは1枚$5で伝統的なハワイアンキルトのデザインをトレースできます。どなたでもトレースできますが、これは個人使用のみです。このパターンを商用にしたり、作ったキルトを売ったりすることは堅く禁じられています。クラブで所有するパターンは大変貴重なものです。絶対に悪用していただきたくありません。残念な事に今年からキルト展を写真に撮れなくなってしまいました。2年前のキルト展にて、写真を撮り、そのデザインを悪用した人がいたためです。大切なハワイの伝統工芸、文化を大切にする気持ちを、多くの方に持ち続けていただきたいと思います。

クラブテーブルではメンバーの手作りグッズが販売され、売り上げはクラブに寄付されます
クラブテーブルではメンバーの手作りグッズが販売され、売り上げはクラブに寄付されます

このクラブでは、キルトを展示させてもらう代わりにクラブテーブルで販売するグッズなどを寄付することになっています。皆さんの手作りグッズを見るのもとても楽しいものです。私は母が作ってくれたフラガールのダスターとクッションキットを寄付し完売しました! 少しでもクラブに貢献できて良かったです。オアフ島でもなかなか見ることができない、貴重なハワイアンキルトの展示会ですので、2年後、2017年2月の第1土曜日には是非ハワイ島、ワイメアに来られるように今からスケジュールを立ててくださいね! 私も次回、クラブに恥じないようにハワイ島で完成させた大きなキルトを飾れるようがんばりたいと思っています。

By アン

キルト・パラダイス:ワイメア・チェリーブロッサム・ヘリテージ・フェスティバル& Ka Hui Kapa Apana O Waimea キルト展2015https://www.holoholo.world/kawaraban/wp-content/uploads/2015/10/cherryblossom-1024x768.jpghttps://www.holoholo.world/kawaraban/wp-content/uploads/2015/10/cherryblossom-150x150.jpg藤原小百合アンキルトパラダイスキルト,チェリーブロッサム,フェスティバル,ヘリテージ,ワイメア皆様アローハ! さて、ハワイ島ワイメアでは、毎年2月にチェリー・ブロッサム・ヘリテージ・フェスティバルが開催されます。その一部で、2年に1度、ハワイアンキルト展も開催されます。私は3回目の「Ka Hui Kapa Apana O Waimea」のキルトクラブのキルト展でしたが、今回初めてメンバーとして参加することができました! まだまだメンバーになって8ヶ月ですが、たくさんのアンティ達から色々な事を学んでいます。そのときの様子をご紹介しましょう。 今年第22回目のワイメア・チェリー・ブロッサム・ヘリテージ・フェスティバルが2月7日に開催されました。ワイメアでは大きなお祭りとなっています。名前の通りワイメアには、日系の人たちが中心となり、また地元の寄付やボランティアに支えられ、桜の木が約75本植えられています。マウナケア山の麓、ワイメアの街では、ワイキキを代表するハワイでは見られないような四季が感じられます。1月の寒い季節を超え、毎年2月の始めには桜の花が咲きます。はじめは白い花だったようですが、年月を重ね、現在のピンクの桜が咲くようになりました。 多数の人種が暮らすハワイではヘリテージ・フェスティバル=豊かな、文化的交流フェスティバル=と題し毎年多様な催しを開催しています。ハワイアン・ミュージックあり、日本茶のティーセレモニーあり、フードテントありと、小さなワイメアの街が大賑わいになります。その中の一環に、2年に1度ハワイアンキルトのテーマのみで開催される貴重な「Ka Hui Kapa Apana O Waimea」(ワイメアにキルトをしに集まりましょう!)クラブのキルト展があります。 今年はハワイ州議会により、長年キルトクラブのメンバーである、ドロシー・バデューアさんがその功績を表彰されました。長年に渡り、ハワイアンキルトの永続とキルト展の開催に多大な貢献をされ、ハワイ島市長から表彰状を受けられました。ドロシーさんはハワイ島ククイハエレで生まれ、小さい頃からお母さんのハワイアンキルトを見ながら育ちました。ですが、8年生の時にお母さんが亡くなり、親戚の家に身を寄せ、結婚されてからはオアフ島にしばらく住まれていました。1983年にハワイ島に戻られてから、ハワイアンキルトの事を思い出し、シャロン・バライさんに感銘を受け、このキルトクラブに所属しました。一番最初に完成されたキルトは「Ka Makani O Waimea 」というクラブに保管されているパターンを使い完成しました。現在までに20枚(大きなキルト)を作られているということです。 キルターのお母さんは、他の人とはパターンをシェアしないという風習を守り、ハワイアンキルト1枚を完成させるたびに(この頃は皆さん大きなベッドサイズのキルトばかり作っていた)そのパターンを燃やしていたということです。そのくらい1950年代のハワイアンキルト作りは盛んでした。また作り手が亡くなると、その作品であるキルトも燃やされて処分されたということです。パターン(デザイン)をコピーするということは、泥棒と同じ罪だったと言われます。今では昔からある貴重なデザインをクラブの仲間で共用できるまで、オープンになったということになりますね。ハワイアンキルトの歴史はディープです。 私もメンバーになり初めてのキルト展でしたので、2年前にトレースしたデザインの作品がなく、今までに作ったマノアの森のキルトを展示しました。皆さんのキルトはほとんどがキングベッドサイズなので、私のベッドカバーは小さく見えてしまいます。日本とハワイの温度差があるのはここですね。ハワイの地元の人たちはほぼ大きなキルトしか作りません。日本だと飾る場所やベッドのサイズなどで、大きなキルトを作る方が少ないですね。私は伝統的なキルトを伝承していきたいと思っているので、やはり大きなキルトを作ることをおすすめしたいと思っています。そして大きなキルトはハワイアンキルトの醍醐味だと信じています。 トレース・ステーションでは1枚$5で伝統的なハワイアンキルトのデザインをトレースできます。どなたでもトレースできますが、これは個人使用のみです。このパターンを商用にしたり、作ったキルトを売ったりすることは堅く禁じられています。クラブで所有するパターンは大変貴重なものです。絶対に悪用していただきたくありません。残念な事に今年からキルト展を写真に撮れなくなってしまいました。2年前のキルト展にて、写真を撮り、そのデザインを悪用した人がいたためです。大切なハワイの伝統工芸、文化を大切にする気持ちを、多くの方に持ち続けていただきたいと思います。 このクラブでは、キルトを展示させてもらう代わりにクラブテーブルで販売するグッズなどを寄付することになっています。皆さんの手作りグッズを見るのもとても楽しいものです。私は母が作ってくれたフラガールのダスターとクッションキットを寄付し完売しました! 少しでもクラブに貢献できて良かったです。オアフ島でもなかなか見ることができない、貴重なハワイアンキルトの展示会ですので、2年後、2017年2月の第1土曜日には是非ハワイ島、ワイメアに来られるように今からスケジュールを立ててくださいね! 私も次回、クラブに恥じないようにハワイ島で完成させた大きなキルトを飾れるようがんばりたいと思っています。 By アンハワイの自然・文化・歴史、ライフスタイルを語る